団員ブログ by 攻城団 攻城団団員による団員のためのブログ

狸親父百名城〜甲信越・北陸編〜

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栃尾城

第3 甲信越・北陸編

新潟県

登録数は126、攻城数は52です。

栃尾城(2022.09.29)

栃尾城は本庄氏の城でしたが、上杉氏の会津転封後の1610年に廃城になりました。諏訪神社の登城口から本郭まで登って行く途中に多くの遺構を確認することができます。登城路は整備されていますが、本丸から松ノ丸や狼煙台跡へは細い山道です。 
長岡駅から栃尾車庫行バスで中央公園で下車(45分)。バス停から徒歩10分で登城口に到着し、さらに25分ほどで本丸に至ります。

大葉沢城(2022.09.30)

大葉沢城は鮎川氏によって築かれた城ですが、上杉氏が会津に移封されると廃城となりました。城址には土塁や二重堀などの他、山腹に東西約250mにわたって50数条の畝状竪堀群を確認することができ圧巻です。普済寺本堂左手の登城口から城域に入り、雷神社を経由して攻城しました。
ツアーに参加して登城口のある普済寺近くまでバスで行きました。

新井鳥坂城(2022.09.28)

新井鳥坂城は築城時期や城主など必ずしも明らかではありませんが、信濃国境から春日山城に通じる飯山街道を押さえる重要な拠点です。山の奥の険しい山城ですが、それゆえに畝状竪堀、鋭い堀切等の遺構が良好に残っています。高床山森林公園として登城路は整備されています。
ツアーに参加して攻城しました。公共交通機関で攻城するのはかなり困難と思います。

☆箕冠城(候)、平林城(候)、長峰城(候)、東島(候)、荒戸城(未)

富山県

登録数は76、攻城数は18です。

森寺城(2022.07.02)

森寺城は室町時代中期に畠山義統が築き、上杉を経て佐々成政の拠点となったと考えられています。現在、城址公園としてよく整備され、郭の形も確認でき、土塁や石垣のほか屋敷跡なども残っていて快適に攻城できます。
公共交通機関だけでアクセスするには困難であり、私は山城ツアーを利用しました。

☆越中宮崎城(候)、松倉城(未)

石川県

登録数は59、攻城数は13です。

末森城(2022.07.01)

末森城は土肥氏の居城でその後、前田利家と佐々成政の間で行なわれた「末森合戦」の舞台となった城ですが、一国一城令により廃城となりました。遺構の保存状態は良好で、本丸などの郭の形がよくわかり、門の礎石や空堀等が確認できます。
宝達駅から徒歩40分ほど歩きますが、国道159号線沿いにあるので迷うことはありません。

大聖寺城(2011.07.17)

大聖寺城は鎌倉時代に築かれた城で一国一城令によって廃城となりましたが、その後大聖寺藩の陣屋が置かれました。現在は錦城山公園として整備され土塁、石垣跡、櫓台などを確認することができます。
大聖寺駅から徒歩15分で登城口にいたります。 

☆小松城(候)、松根城(候)

福井県

登録数は93、攻城数は31です。

小浜城(2023.11.12)

小浜城は京極高次によって築かれた城ですが、その後幕末まで酒井氏の居城となりました。現在は天守台や西櫓跡など石垣遺構がかなり残っています。城内には藩祖酒井忠勝を祀る小浜神社が建立されています。
小浜駅から一本道で徒歩15分で着きます。

後瀬山城(2023.11.12)

後瀬山城は武田氏の居城として知られ、丹羽長秀により改修されましたが、江戸時代に小浜城の完成により廃城となりました。登城路は整備されていますが、急な階段や坂道が続きます。本丸跡まで30分程登りますが、連続的に現れる曲輪跡の石垣や空堀などの遺構を楽しむことができます。
小浜駅前の観光案内所でマップをもらい、登城口のある愛宕神社まで徒歩で10分です。

☆金ヶ崎城(候)、平泉寺城(候)、杣山城(未)、砕導山城(未)

山梨県

登録数は59、攻城数は18です。

谷戸城(2022.05.27)

谷戸城は鎌倉時代に武田氏の先祖逸見氏によって築かれた城で、その後北条氏によって改修されたといわれます。現在は歴史公園として、主郭の土塁が整備され、二郭と三郭が取り囲む構造がよくわかります。規模は比較的大きいのですが、比高差は少なくきつくはありません。攻城前に隣接する資料館を見学しました。
公共交通機関だけでアクセスするには困難で、私は山城ツアーを利用しました。

☆岩殿城(候)、白山城(候)、御坂城(未)、獅子吼城(未)

長野県

登録数は211、攻城数は73です。

戸石城(2022.05.29)

戸石城は村上氏と武田氏の間で激しい争奪戦が繰り広げられた城で、東太郎山に築かれた枡形城、本城、砥石城、米山城からなり、これらを総称して「戸石城」とよばれています。大手口から登り枡形城、本城、戸石城、米山城の順で回り、櫓門側に下りました。規模が大きく、切岸や石積みなどの遺構が次々に現れます。
上田駅からバスが出ていますが、私はツアーで攻城しました。

大島城(2021.05.26)

大島城は大島氏によって築かれ、 武田信玄が大改修させた城とされますが、1582年に織田信忠に攻められ落城しています。現在城址は「台城公園」として整備され、二重の三日月堀に囲まれた丸馬出や曲輪を区切る堀切など甲州流築城術の遺構を確認できます。天龍川に突き出た河岸段丘という適地に築かれています。 
山吹駅から徒歩25分で登城口に至ります。

林城(2023.05.01)

林城は小笠原氏が本拠とした城ですが、1550年に武田信玄に敗れて破却され廃城となりました。大城(金華山城)は現在「東城山公園」として整備され、途中、土塁や野面積の石積を見ることができるのですが、なかなか本郭にたどり着けず少し焦りました。城域はひろく遺構もあちこちに見られます。また小城(福山城)にも土塁や石垣が残っています。攻城団は大城と小城を併せて林城としていますが、それぞれ別の山にあり、一度下山してから攻城する必要があるので、別の城のような感覚です。
松本駅の市営駐輪場で自転車を借り(無料)、35分程で金華橋近くの登城口に着きます(登城口のポストに縄張り図が入っていました)。

替佐城(2022.05.28)

替佐城は武田氏が上杉氏の南進を押さえるために築いた城ですが、現在は「替佐城址公園」となっていて、山城ですが本丸跡まで登城路が整備され、土塁や堀切、切岸といった遺構も見学しやすい城址になっています。
替佐駅より徒歩20分程で登城口に着きます。

荒砥城(2022.05.28)

荒砥城は山田国政の居城として知られ、武田軍と上杉軍による争奪戦が繰り広げられました。現在は「千曲市城山史跡公園」として整備されており、遺構はほとんど残っていませんが、館や見張り台、兵舎、門などが史実に基づいて復元され、戦国時代の山城にタイムスリップしたような気持ちになります。ドラマのロケ地として使用されるのも納得です。
戸倉駅からやや距離があるうえ、急な坂を登るので公共交通機関で攻城するのはやや困難です。私はツアーを利用しました。

☆松尾古城(候)、桐原城(候)、青柳城(候)、鈴岡城(候)、飯山城(候)、葛尾城(候)、埴原城(未)

選定の経緯

新潟県は、候補となるような平城は見当たらず、結果的にすべて山城になりました。それぞれ、特色のある山城ですが、公共交通機関によるアクセスが問題です。
富山県は、私の攻城数が少ないので森寺城のみになりました。団員の評価の高い松倉城は未攻城なので選外としました。

石川県は、私の攻城数及び団員の評価の高い城が少ないこともあって、あまり考えずに選定できました。
福井県は、当初、金ヶ崎城も有力候補だったのですが、全国100城の枠のため選外となりました。
山梨県は、未攻城ではあるものの、団員の評価が極めて高い御坂城を選定するか悩みましたが、やむなく選外としました。

長野県は、今回の選定が最も難しかった県でした。日本有数の山岳地帯で小豪族が乱立していたので、攻城団にも多くの山城が登録されていますが、100名城と続100名城はすべて平城ないし平山城で、本格的な山城は1城も選定されていません。したがって、すばらしい山城が多く残っており、上限の5城の制限内があるなか、どこを選ぶのか悩みました。結果的に選外になった城も、それぞれ素晴らしい城なのでぜひ攻城してほしいと思います。

今回紹介したお城一覧

31栃尾城
32大葉沢城
33新井鳥坂城
34森寺城
35末森城
36大聖寺城
37小浜城
38後瀬山城
39谷戸城
40戸石城
41大島城
42林城
43替佐城
44荒砥城
   
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