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第6 中国・四国編
鳥取県
登録数は35、攻城数は14です。
江美城(2024.03.27)
江美城は蜂塚氏の居城として知られ、小規模な城郭ですが、天守台の石垣遺構や縄張りはよくわかります。本丸から見た大山は絶景でした。歴史民俗資料館として模擬天守が建てられていますが、中に入るには事前予約が必要でした。
江尾駅前の案内所でパンフレットを入手し、徒歩10分程で模擬天守に至りました。
☆河原城(候)、打吹城(候)、羽衣石城(未)
島根県
登録数は59、攻城数は7です。
七尾城(2014.11.17)
七尾城は益田氏の居城として知られ、毛利氏に仕えていましたが、関ケ原の戦いの後に廃城となりました。比較的大きな城ですが登城路は整備され、水堀、曲輪、土塁などの遺構を見ることができます。城下の医王寺には大手門が移築され、雪舟庭園は国史蹟および名勝に指定されているので必見です。
益田駅から医光寺行きバスで益田本町バス停下車、徒歩5分ほどで登城口のある住吉神社参道に到着します。
☆満願寺城(候)
岡山県
登録数は108、攻城数は28です。
下津井城(2011.01.29)
下津井城は宇喜多秀家が築いた城ですが、1639年に廃城となりました。「瀬戸大橋架橋記念公園」として、石垣や土塁などの近世城郭の遺構が整備され、城址から瀬戸大橋がきれいに見えます。また、江戸時代に廻船問屋や遊廓が軒を並べた頃の面影を残す町並みの散策もお勧めです。
児島駅からバスに乗り「下津井」下車、徒歩10分で登城口に至ります。
高越城(2023.03.14)
高越城は北条早雲が青年期まで過ごした城として知られていますが、毛利氏の転封にともない廃城となりました。城址公園となっているので登城路がよく整備されています。城址からは眼下に街道が見おろせて築城適地だとわかります。
早雲の里荏原駅から、道標にしたがって徒歩で30分で東谷側登城口に至ります。帰りは東平井側登城口から徒歩20分ほどで駅に戻りました。
☆矢掛茶臼山城(候)、猿掛城(未)
広島県
登録数は120、攻城数は25です。
亀居城(2011.02.06)
亀居城は福島正則が広島城の支城として築いた城ですが、徳川氏の圧力で3年後に破却されました。城址公園として整備されているので、壮大な石垣のほか多数の曲輪の形もよくわかり、かなりの規模の城であったことが窺えます。
玖波駅から徒歩30分で城域に至ります。
尾関山城(2016.06.29)
尾関山城は三吉氏によって築かれた城ですが、現在は城址公園として登城路や遺構が整備されており、曲輪跡や石垣などを見ることができます。江戸時代の一時期に三次藩が立藩され、藩主の娘で、忠臣蔵の浅野内匠頭の正室となった阿久里姫(瑤泉院)の像が建てられています。
三次駅前の観光案内所でパンフレットを入手し、レンタサイクル15分で公園入口に至ります。
☆比熊山城(候)、神辺城(候)、小倉山城(未)
山口県
登録数は27、攻城数は10です。
櫛崎城(2019.11.02)
櫛崎城は周防灘に突き出した高台に築かれ、関ヶ原の戦い後に長府藩毛利秀元の居城となりましたが、一国一城令によって取り壊されました。石垣の一部が現存しているほか、城址公園として石垣・天守台も復元整備されています。長府は城下町の風情が残っており散策がお勧めです。
☆且山城(未)
徳島県
登録数は102、攻城数は11です。
牛岐城(2012.02.04)
牛岐城はもともと新開氏の居城で、蜂須賀氏の阿波入国後に「一国一城令」により廃城になりました。現在は城趾公園として、石垣が残るほか城門が復元され、案内板も整備されています。
阿南駅から正面の道を10分ほど真っすぐ歩くと、城址に至ります。
☆撫養城(候)
香川県
登録数は102、攻城数は27です。
屋嶋城(2018.10.24)
屋嶋城は朝鮮式山城のひとつで、1917年に遺構が発見されていましたが、1998年2月に石積が発見されたのを契機に本格的な発掘調査がおこなわれました。現在は城門遺構の復元工事が進められ、石塁と城門が復元されています。
2012年3月に見学ツアーで初めて攻城した際には、発掘や復元工事が継続中でしたが、2018年10月に再訪したときには、かなり整備、復元されていました。屋嶋には四国88カ所の屋嶋寺や源平の古戦場跡などもあり楽しめます。
☆勝賀城(未)
愛媛県
登録数は210、攻城数は21です。
川之江城(2024.07.26)
川之江城はもともと南北朝時代に土肥義昌が築いた城で、関ヶ原の戦いの後に加藤嘉明が織豊系城郭へと改築しましたが、松山城へ居城を移したために廃城になりました。遺構は石垣が一部残るのみですが、模擬天守や櫓門、涼櫓(すずみやぐら)などが建てられていて、近世城郭の風情は楽しめます。
川之江駅から徒歩30分ほどで本丸に至ります。
☆甘崎城(候)
高知県
登録数は111、攻城数は17です。
朝倉城(2018.10.25)
朝倉城は本山茂宗によって築城された城ですが、1563年に廃城になりました。比較的規模が大きく、主郭部は公園として整備され、広範囲に堀切、竪堀などの遺構が連続的に現われ、見どころが豊富です。
私はツアーで攻城しましたが、朝倉駅から徒歩30分ほどで登城口に至ります。
中村城(2018.10.25)
中村城は山内一豊の弟の康豊の居城として知られています。現在は城址公園としてきれいに整備され、二の丸跡に模擬天守が建てられているほか、土塁、堀切、石垣を見ることができます。城下町は土佐の小京都として知られ、風情のある街並みも楽しめます。
中村駅から行きはタクシーで、帰りは徒歩で散策しながら戻りました。
☆安芸城(候)、久礼城(候)
選定の経緯
中国・四国地方は、私の住む東京からは遠隔で、山城ツアーもあまり催行されなかったので、攻城数はかなり少なく、結果として少数の選定になりました。
鳥取県は、攻城数が少ないうえ、本命の羽衣石城が未攻城なので、難関の金箔瓦バッジを獲得した感慨深い江美城を選定しました。
島根県は、攻城済の城郭で七尾城以外に団員の評価の高いものがありませんでした。
岡山県は、いくつか候補が挙がりましたが、城めぐりを始めたばかりのころに攻城して感動した下津井城を真っ先に選定しました。
広島県は、攻城時に未登録で、私のリクエストで登録された尾関山城を選定しました(思い入れがあります)。
山口県と徳島県は、攻城済の中では、いずれも候補となる城が少なく、やや物足りませんが櫛崎城と牛岐城それぞれを選定しました。
香川県は、他に候補がなく朝鮮式山城の選定になりました。
愛媛県は、近年多数の城が登録されていますが、山城が多くてほとんど攻城できていません。候補となった甘崎城は、実際に上陸することが難しいので選外としました。
高知県は、いくつか候補があがりましたが、山城と平山城からそれぞれ1城選定しました。
今回紹介したお城一覧
江美城 |
七尾城 |
下津井城 |
高越城 |
亀居城 |
尾関山城 |
櫛崎城 |
牛岐城 |
屋嶋城 |
川之江城 |
朝倉城 |
中村城 |