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GW攻城記録(羽衣石城)

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こんにちは、はらぽんです。

GW(5/3~6)は鳥取県で攻城していました。

5/3に攻城したのが、倉吉市の東、湯梨浜町にある、羽衣石城です。

「はごろもいしじょう」ではなく「うえしじょう」と読みます。

いざ攻城

路線バスが無いようなので、倉吉駅からタクシーを使いました。登城口に、駐車場があります。

案内図には、主郭周辺の縄張り図が描かれています。湯梨浜町のサイト上では詳細な縄張り図が掲載された「羽衣石城跡リーフレット」がPDFファイルで提供されていたので、僕はそれをダウンロードしていきました。

海鼠壁の蔵風トイレの左にある道から、攻城開始です。

道の側面には石垣が積まれ、道は石畳のようになっていましたが、当時のものか、後に公園として整備されたものか、不明です。

説明に「天然の塁壁(るいへき)」とあります。自然の岩盤を縄張りに取り込んでいるようです。なお羽衣石城周辺の地質としては、ざっと調べたところ、花崗岩(かこうがん)という、マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まった岩石から成るようです。

右が「天然の塁壁」です。道の脇に、行く手を阻むように巨岩がせり出しています。

主郭到達

主郭下の帯曲輪まで来ました。

帯曲輪から、主郭を見ます。主郭の手前(東)に一段低い曲輪があり、その奥が主郭です。

おや、円形の石列があります。井戸跡でしょうか。

すぐ近くにも、同様の石列が。こちらは水の手だったのでしょうか。いや、山城にこんな近距離で井戸がふたつもあるのはおかしいような……。

別の場所で見た石列は、木の根元を囲っていました。どうやらさっきの石列も、公園化の際に設けられた木の囲い(だったもの)と見てよさそうです。何でもかんでもお城の遺構に見えてしまうのは、気をつけないといけませんね……。

帯曲輪の西端にある、展望台(模擬矢倉)です。見晴らしの良いこの場所に、当時も物見台が建っていたかもしれません。

模擬矢倉と、主郭の模擬天守です。

主郭虎口の手前にも、城門のように巨石がそびえています。

主郭です。城址碑ほかいくつかの碑と、模擬天守が建っています。

模擬天守はモデルとなるお城が存在するケースもありますが、羽衣石城のそれはどのお城にも似てないような個性を感じます。可愛い。

なお、模擬天守は通常、中に入ることができません。

模擬天守の西から、絶景を堪能します。東郷池と、その向こうに日本海が見えます。

帰路

帰りは、西側の道から下山します。

羽衣伝説のある、羽衣石です。当時はお城の一部として、物見などに利用されていたかもしれません。

こちらは「お茶の水の井戸」と呼ばれる、本物の羽衣石城の井戸です。この井戸までの道はけっこう険しかったので、注意が必要です。

途中でかなり立派な石垣があったのですが、お城の遺構でしょうか。

おわりに

車以外のアクセス方法が無いのが公共交通機関勢には難点ですが、道は整備され歩きやすく、写真では紹介しませんでしたが主郭から離れた所にも曲輪や竪堀らしき遺構もあり、見所が多かったです。巨岩・巨石がごろごろしている様子は、地質好きにはたまらないものがあります。

それでは。

   
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