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倶利伽羅峠に行ってきた!

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思い立ったが吉日! こんにちは、toproadです。

2025年のお盆休み前半戦、富山遠征中に倶利伽羅峠に行きましたのでその様子を書いていきます。

富山側の倶利伽羅峠案内板

倶利伽羅峠とは?

倶利伽羅峠は石川県津幡町と富山県小矢部市の間にある砺波山の峠です。

寿永2年(1183年)に源平合戦の1つ、倶利伽羅峠の戦いで源義仲が平家を破った地です。

源義仲が400〜500頭の牛の角にたいまつをつけて平家軍に突進させる「火牛の計」を使ったとの話があります。

「火牛の計」の元ネタは中国の戦国時代に斉の田単が燕を破った時に用いたとされています。

この手の話は後世の人が話を盛って伝承していると思っていますが、真相はどうなんでしょうか。

峠茶屋の看板

訪問記録

倶利伽羅峠へのルート

富山側からは源平ライン、埴生(はにゅう)ルート、石川側からは倶利伽羅駅からのルート、国道8号倶利伽羅トンネル付近からのルートがあります。

僕は源平ラインから登り、一旦、国道8号倶利伽羅トンネルルートで下りたあとに調査のために登って、最終的には倶利伽羅駅ルートで下りました。

西や南からの道もあるようですが、今回は走っていないので写真はありません。

源平ライン

蓮沼城の南に源平ラインの入口があります。看板に従って山の方へ向かいます。

源平ライン入口

道は狭く、草木も多い舗装された林道といった感じの道です。

僕はターボつきの軽自動車で攻城していて車にキズがついてもあまり気にしないのでそういう道も通りますが、可能なら石川側から登る方が道はよいです。

源平ラインの様子

埴生ルート

富山側は埴生から登るルートもあるようです。

埴生護国八幡宮倶利伽羅源平の郷が登り口にあるようですが、そちらのルートと合流するところの雰囲気は源平ルートと同じような道かなという感じでした。

源平ラインと埴生ルートの合流地点

倶利伽羅駅からのルート

石川側の倶利伽羅峠の北西に倶利伽羅駅があり、そこから登るルートになります。

公共交通機関を使うとこのルートを徒歩で登ることになると思います。

2車線あって富山側から登るより走りやすいです。

倶利伽羅駅からのルートの様子

途中に龍ヶ峰城への分岐があり、右斜めへ下る方向へ入ると龍ヶ峰城へ、真っ直ぐ行くと倶利伽羅不動寺です。

龍ヶ峰城に行くのであれば下から登ってくると看板も見えないので、ここで曲がらずに一旦、この先の駐車場まで行って、Uターンして下りてくる方がわかりやすいです。

龍ヶ峰城方面への入口

国道8号倶利伽羅トンネル付近からのルート

倶利伽羅峠の北にあたる国道8号の倶利伽羅トンネル付近から登るルートです。

国道8号から入る形ではなく、県道286号線の途中で山に向かって登る形になります。

下の写真は倶利伽羅駅から国道8号方面へ走って国道と合流する手前にある西側の入口の写真です。

西側の入口

東側は通っていないので写真はないですが、地図を見る感じだと、県道286号線を走るとそのまま下の写真のところに出るようです。

倶利伽羅不動寺の看板に従って登る方へ曲がります。写真の奥の場所で右に曲がります。

登っていくと倶利伽羅不動寺の下に出ます。

オススメのルート順

と、いうことで、現地に行った結果、石川側から来るにしても、富山側から来るにしても、まずは埴生へ行って埴生護国八幡宮と倶利伽羅源平の郷を見学、倶利伽羅駅からのルートで山を登る。山の上の各所を見たら石川側へ下りる、というのがオススメルートになります。

次に、オススメルートに沿った順番で見どころを書いていきます。

富山側からの道の様子

見どころ

龍ヶ峰城

上の写真にあるように、倶利伽羅駅からのルートを登ってくると分岐があり、看板に従って下っていきます。

ただし、僕の撮った写真は下りながら撮っているので、登ってくる時には看板の内容が読めません。

一旦、分岐を過ぎて少し登り、駐車場でUターンして下っていくほうがわかりやすいかと思います。

龍ヶ峰城分岐より少し先にある駐車場

源平ラインと同じように道が狭く草木も多いので注意が必要です。

龍ヶ峰城への道の様子

少し走ると右手に歴史街道駐車場があります。

さらに進むと右手に登城口があります。

夏なので草が生えていて、雨も降っていたので僕は写真を撮って撤退しました。

しかし、あとから他の団員さんの訪問メモや写真、看板を見るとトイレ付きの駐車場はもっと先にあったようです。

その場でもう少し調べるべきでした。

龍ヶ峰城北西側登城口

倶利伽羅不動寺、手向神社

倶利伽羅不動寺、手向神社は山頂にあり、北側、南側から登れます。

山頂の案内看板

駐車場も北側、南側それぞれにあります。

南側の駐車場は倶利伽羅駅よりのルートを登りきったところにあります。

南側駐車場

北側の駐車場は国道8号倶利伽羅トンネル付近からのルートを登りきったところにあります。

南北それぞれ階段を登ったところが本堂境内です。

南から登ると正面にあるのが手向神社です。

明治の廃仏毀釈で不動寺が廃されて手向神社が建ったとのこと。

手向神社

南側から登ると正面に本堂があります。

倶利伽羅不動寺本堂

本堂の向かって右手に奥の院。

奥の院

トイレがすごくキレイなので、ここの利用をオススメします。

トイレ

展望台、為盛塚

南側からだと倶利伽羅不動寺の駐車場から少し登ったところ、北側からだと少し南へ走って富山側のルートとの合流点に展望台があります。

展望台前の駐車スペース

駐車スペースの裏手、西側に階段があり、その上に為盛塚があります。

倶利伽羅峠の戦いで戦死した平為盛の塚です。

雨が降っていて展望台には登っていないのでどんな景色なのかはわかりません。

展望台と案内看板

火牛の像

展望台より東方向、富山側へ少し行くと左手に火牛の像があります。

2頭の牛にたいまつがついています。

展望台前の駐車スペースから歩いていける距離です。

火牛の像

猿ヶ馬場

火牛の像からまた少し東、富山側へ行くと源平古戦場の碑が建っています。

碑の脇に駐車スペースがあります。

源氏ヶ峰城へ行く時は少し距離がありますが、この駐車スペースに停めるとよいでしょう。

源平古戦場の碑

源氏ヶ峰城

猿ヶ馬場から坂を下ったところに源氏ヶ峰城の登城口があります。

源氏ヶ峰城登城口

案内板を見ても「ガチ」感があるし、雨だし、スニーカーだし、ということでパスしました。

ハチがいる、クマもいる、とのことなので僕としては雪が降る前の10月下旬から11月下旬が攻城時期かなと思います。

多分、ガチ山城なので攻城時期についてはそれぞれのレベル次第でしょう。僕は3月から5月だと花粉で行けないかな。

まとめ

今回、倶利伽羅峠へ行ったのはオンライン評定でけたいまさん、ちゃんくまさんが「源平合戦に興味があるので倶利伽羅峠に行きたい」と話をされていたからです。

そこでの話を聞いていたところ「ガチ山城なので行くなら3月から5月」とのことだったので、前日までパスする予定だったのですが、源平ルートの入口の看板に「くりから古戦場まで3.2km」となっていたので「現地調査行くか!」となりました。

なので、城の登城口までは行っているけど主郭には行ってはいません。

こんな感じでオンライン評定に出て口に出してみると得られる情報もあるということです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。今回は以上です。

   
この記事を書いた団員

toproadさん

愛知県小牧市在住の団員です。 鳳来町(今は新城市)の長篠城近くの生まれ、名古屋市育ち。 話す言葉は名古屋弁です。

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