団員ブログ by 攻城団 団員による団員のためのブログ

東北攻城記録(2)白石城、仙台城

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思い立ったが吉日!こんにちは、toproadです。

今回は2024年8月13日、東北2日目、米沢を出発して白石城、仙台城を攻めて、仙台の広瀬通駅近くのホテルに宿泊するまでの記録です。

仙台が東北の中心?

今回、2日目の昼から3日目にかけて仙台周辺の行動になりました。仙台駅や駅前の雰囲気は名古屋駅に似ていて、人の数も多いなと思いました。お盆休みなので東北の方々、外国人の方々、僕みたいな他の地方から来た方々がいつもより多かったということもあるのかもしれませんが。

仙台駅構内

米沢駅から白石駅へ

米沢駅から白石駅までは福島駅で乗り換えなので、一旦、南の福島駅へ行ってから北上して白石駅へ向かいます。新幹線もありますが軍資金の関係上、普通列車の旅です。朝7時15分米沢発、福島行きの普通に乗ります。

米沢駅

米沢駅では交通系カードを使えないので券売機で切符を買います。米沢から白石まで運賃1,340円、所要時間は福島まで約50分、福島から白石までの所要時間は約40分です。福島で乗り換えしたのですが、乗り換えの時間がなかったのでホームの写真は撮り忘れてました。

米沢駅1番ホーム

レンタサイクルを使って攻城

白石駅に8時55分に着きました。レンタサイクルは9時からなので今回の旅の定番ムーブとなった「コインロッカーに荷物を預けてからレンタサイクル」を実行します。

駅舎は小さいので全く迷うことはありません。コインロッカーは改札を出てすぐ左にあります。700円の大きさと500円の大きさ。小銭がない時は構内にあるコンビニで両替してもらいます。コンビニは駅前にもあります。今までは500円の大きさに入っていたスーツケースが今回は入らなかったので仕方なく700円の方に入れます。

コインロッカーとコンビニ

そうこうしてるうちに白石市観光案内所が開いたのでレンタサイクルを借ります。観光案内所はコンビニの向かい側になります。電動アシスト付きで1日1,000円で補償金1,000円、返却時に1,000円戻ってきます。利用時間は9時から17時までです。

白石市観光案内所

駅前の道を真っ直ぐに10分ほどで駐車場に着きます。ただ、僕はちょっとでもラクが出来ないか?と思って駐車場を右に曲がり、すぐ左に曲がって案内板とおりに進みました。

白石城攻めの頼もしい相方

結果的にはこれが当たりだったようで、厩口門の前に自転車を停めて、そこから城域へ入っていきました。

白石城(益岡公園)、右上の公衆電話のマークのあたりが厩口門

白石城

例によって詳細は城ページを見ていただくのがよいかと思います。

個人的には駅を降りた段階から「片倉小十郎と真田幸村 歴史秘話の地」って看板に「はて?」って思ってたんですが、櫓内の展示を見て大坂の陣の時に真田信繁(幸村)が息子や娘を片倉小十郎に託したって話を知って「なるほど」と思いました。そう思いながら片倉家廟所や武家屋敷に足を伸ばさないところが僕の甘さなんですが、そこは許してください。このあとに仙台に行くんです。

鎧の展示

あと、攻城メモで誰も触れていないんですが、二の丸に明治時代の横綱、大砲萬右衛門(おおづつまんえもん)さんの銅像と大砲さんと江戸時代の横綱、谷風梶之助(たにがぜかじのすけ)さんの横綱碑が建っています。

大砲(おおづつ)さんの像

三階櫓、本丸広場、二の丸、白石城歴史探訪ミュージアム、神明社を見て攻城終了、攻城時間は1時間、白石駅に戻ります。レンタサイクルを返して仙台へ向かいます。

白石駅2,3番ホーム

白石駅から仙台駅へ

レンタサイクルを返却して時間は10時30分、10時55分発の仙台行きに乗ります。

電車の座席が2人掛けの席が対面式になっている席で、白石を出る時はあまり人が乗っていなかった車内も仙台に向かうにつれ混んでいきました。

どの駅かは分からないけれど、途中の駅で僕の向かいの席に老夫婦が座られました。

僕のトートバッグ(攻城団のバッジが多数ついている)を見て話しかけてくれたのでそこから城談義に花が咲きました。オススメの城を聞かれたので、古宮城、玄蕃尾城、杉山城をオススメしました。伊達領と相馬領の境目に住んでいるとのことでした。旅先で城談義が出来るのは楽しくてうれしいです。

そんなこんなで仙台駅に到着です。

仙台駅前

コインロッカーと手荷物預かりカウンター

仙台駅の雰囲気は名古屋駅に似ていて駅構内もとても広く、JRも何本も乗り入れていて、地下鉄があり、バス停もたくさんあります。案内を見ないと看板に従っていてもどこへ行けばいいか迷うレベルです。

仙台駅

まずはコインロッカー探しです。西口方面にあるとのことなのでそちらに行ったのですが、全て使用中でした。

西口のコインロッカー

あとから知ったのですが、バスプールの前の壁沿いにたくさんありました。でも、そちらもやっぱりほぼほぼ使用中になっていました。

バスプール前のコインロッカー

では、どうしたか?っていうと西口コインロッカーの近くに駅たびコンシェルジュがあり、その中に手荷物預かりカウンターがあります。1回800円でコインロッカーよりは高く、18時30分までに要引き出しですが、瑞鳳殿や仙台城へ行く時、翌日に多賀城へ行く時に2回使わせていただきました。

駅たびコンシェルジュ

エスパルの地下で昼ごはん

これから攻城というタイミングではあまり食べ物にはこだわらないので、何かしら食べるものを探します。駅構内は人があふれているのでエスパルという百貨店的なところに入ります。1階はご婦人御用達の化粧品や下着が売っているフロアで、暑さ対策で長袖のクールコアTシャツ着て、クールコアタオルを首から下げて、首にヒモ付いたハット被った、ハゲかけてるおじさん(ハット被ってるから髪型は見えてない)には場違い感満載でしたが、そそくさと地下へ向かいます。

並ぶことなく食べたいので東京ガパオに入ってハーフのフォーとカオマンガイのセットを食べました。仙台名物じゃないけど、時間優先です。そういうスタイルなんです。

フォーとガパオのセット

るーぷる仙台と1日乗車券

昼ごはんを食べて、まずはこうの団長レコメンドの瑞鳳殿に向かいます。

仙台城のみなさんの攻城メモを参考にさせていただき、るーぷる仙台という市内観光用のバスに乗ります。バスプールの16番乗り場から乗って、瑞鳳殿や仙台城跡へ向かいます。写真だとちょっと分かりづらいですが、16番乗り場は南側(エスパル側)から2番目の島にあります。地上からだと行けないので2階から降りるか、地下から上がるかになります。

バスプール16番乗り場

バス停の前の売り場でるーぷる仙台と地下鉄セットの1日乗車券が920円で買えます。帰りはるーぷる仙台に乗るよりも地下鉄の方が早いという情報があるし、泊まるのは広瀬通のホテルなので地下鉄込みの1日乗車券を購入します。ただ、1つだけ、ちょっとだけ不便なのは紙の乗車券なので地下鉄だと改札を通れないことです。駅員さんに声を掛けて鉄格子を開けて改札を通るのが少しめんどくさい。それでも観光施設の見学料金が少し安くなるのもお得です。

1日乗車券

るーぷる仙台は通常20分間隔で運行しているとのことですが、お盆期間は15分間隔でした。それでもバスは満員、瑞鳳殿で降りる人が1/3程、仙台城跡で降りる人がほとんどって感じでした。所要時間15分くらいで瑞鳳殿に着きます。バス停の脇の坂を登っていきます。坂の途中に駐車場もありますが、常に4,5台並んでました。

瑞鳳殿バス停

瑞鳳殿

「瑞鳳殿」は厳密にいえば伊達政宗さんの廟のことで、伊達家経ケ峰墓所の中の1つの建屋が瑞鳳殿ということになります。瑞鳳殿以外スルーしてしまう観光客も多そうですが、敷地内に瑞鳳寺、戊辰戦争の弔魂碑、西南戦争の弔魂碑、満海上人供養碑、資料館、善応殿、感仙殿、妙雲界廟、御子様御廟(道が通行止めで行けなかった)があります。

伊達家経ケ峰墓所案内図

石段を登って瑞鳳殿に向かいます。観覧料は570円ですが、るーぷる仙台の1日乗車券があれば460円になります。

少し歩くと涅槃門があります。涅槃門も極彩色で作られた建物で瑞鳳殿の入口になります。

涅槃門

門を入って、両脇に灯籠が並ぶ階段を上がると左手に資料館があります。

資料館には鎧が展示されていたり、政宗さんの頭蓋骨があったりします。

資料館

瑞鳳殿は久能山東照宮や日光東照宮と同じような極彩色に中国の伝説モチーフの装飾、家紋が付いた建屋です。家康の廟所を意識して建てたように思えますけど、どうなんでしょうか。両脇に政宗さんが亡くなった時に殉死した家臣のお墓があります。

瑞鳳殿の向かいに満海上人のお墓があります。説明文が何もないのでどんな方か現地では分からなかったのですが家に帰って調べたところ、瑞鳳殿が建つ前はそこに満海上人のお墓があったらしいです。隻眼だったので政宗さんは満海上人の生まれ変わりということを言っていたみたいです。弥勒菩薩に深く帰依していて、田束山というところがキリシタンによって焼き討ちにあって荒廃の危機にあった際に即身仏になるために入定したということです。

唐門と瑞鳳殿

感仙殿と善応殿、妙雲界廟

石段を降りて奥へ行って、自動ドアの付いた門を出て、道中、戊辰戦争弔魂碑に手を合わせてから少し歩くと、石段の上に善応殿と感応殿、その奥に妙雲界廟があります。感仙殿は2代忠宗さんの廟、善応殿は3代綱宗さんの廟所です。若干、瑞鳳殿より小さくて装飾も少なくなっていますが、それでも煌びやかです。

感仙殿

4代以降は廟を建てるのをやめたとのことで、それ以降の方々で9代の周宗さんと11代の斉義さん夫妻は妙雲界廟に祀られています。これも家に帰ってから調べたところ、その他の藩主のお墓は仙台市茂ヶ崎というところにある大年寺にあるようです。

善応殿

坂を降りてバス停に戻り、仙台城へ向かいます。

仙台城

るーぷる仙台の仙台城跡バス停は大手門跡にあります。ほとんどの人が降りて、降りた人数と同じくらいの人が乗っていきます。バスを降りたタイミングで小雨が降ってきました。

仙台城跡バス停

そこから少し登ると本丸下行きのシャトルバスがあります。乗り換え途中になってしまうので大手門脇櫓を見る人は皆無でした。雨も降ってきましたし、僕も危うく見落とすところでした。道中に中門跡があるのでシャトルバスに乗らない選択肢もあるのですが、急坂だし、雨が降ってきたし、暑いしで僕はシャトルバスに乗りました。

シャトルバス乗り場

仙台城の内容は城のページを見てください。

個人的には青葉城資料展示館にあった支倉常長さんの展示で、遣欧使節がメキシコからスペインのセビージャに行ってから、マドリード、バルセロナを通ってローマへ行った、というところにテンション上がりました。完全に余談ですが、僕はスペインのサッカーをずっと見ていて、リーマンショックの頃にマドリードとバルセロナに試合を見に行ったことがあるのでスペインが関係すると俄然、興味が増します。

青葉城資料展示館

あと、仙台市博物館から国際センター駅に向かう途中に五色沼っていうところがあって、そこが「日本のフィギュアスケート発祥の地」らしいのですが、正直、「こんなちっちゃいとこで?」って思いました。水が凍ればそれなりの広さなのかな。ここも見ている人はいませんでした。

五色沼

本丸下から仙台市博物館経由で地下鉄国際センター駅まで徒歩で40分ほどです。国際センター駅から地下鉄で仙台駅に荷物を取りに戻ります。

地下鉄国際センター駅

地下鉄で仙台駅へ、仙台駅から広瀬通駅へ

国際センター駅から仙台駅へ戻ります。仙台の地下鉄は東西線と南北線があります。

東西線に乗って約5分で仙台駅です。

仙台地下鉄路線図

仙台駅で荷物を引き取りますが、地下鉄から西口の手荷物預かりカウンターまて距離があります。構内図を見ながらカウンターへ行き、引き取ったらまた地下鉄乗り場へ向かい、南北線にのります。南北線で次の駅が広瀬通です。

バスプール前から地下鉄の駅へ

仙台での晩ごはん

仙台城で結構、歩いたのでホテルの近くの牛タン屋で晩ごはんです。

牛タン定食+牛タンのたたき

牛タン定食2,250円に単品で牛タンのたたきが950円。牛タンは安定のうまさ、スープがやさしい味、たたきは肉の味がしっかりする感じ。他の店だとまた違う味わいかもですが、今日はそれなりに歩いたのですぐにごはん食べたかったんです。ごちそうさまでした。

牛たん徳茂さん

まとめ

朝7時からの行動を振り返っているのですごく長いですが、僕はこんな感じで攻城しています。

仙台駅は広いし、人多いし、コインロッカー空いてないしでなかなか大変でした。

次回は東北攻城記録(3)多賀城編になります。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。今回は以上です。

   
この記事を書いた団員

toproadさん

愛知県小牧市在住の団員です。 鳳来町(今は新城市)の長篠城近くの生まれ、名古屋市育ち。 話す言葉は名古屋弁です。

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