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茶室探訪1~西尾編~

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言い出しっぺなのにやらないのはいけません、ということで、第一回茶の湯講座の中で、茶室のある城がリスト化できればバッジの案になるかも? という話題があがりました。

それとともにブログのネタにお抹茶が飲める城を記事にするのもいいかもと思い、お抹茶が飲める城を記事にしつつ、茶室があるかも調べてみよう! という趣旨で進めていきたいと思います。

そして、単にお抹茶飲んで茶室があるかないかだとつまらないので、ちょこっとだけ茶道関係の用語の解説もできたらいいかなぁ、と思います。

茶室とは

まずは茶室とは、ということで自分も正しくは説明できないので、ネットの力を借りて『茶室』を検索してみました。

細かい決まり事はあれど、茶道において、もてなす側(亭主)が客を招き、茶会を行う施設。その建築様式や建物を指す。

※同じ茶道用の施設を指す言葉で、『茶席』もありますが、茶席は、お茶会自体を指したり、門をくぐって茶室に入るまでの露地、茶庭など環境も含めた施設を茶席とすることが多いようです、しかしこのシリーズでは、わかりやすいように統一して茶室と記載したいと思います。

お抹茶を飲もう。

名古屋民としては身近なところで名古屋城からと思ってましたが、諸般の事情により攻城できておらず、なにかネタになるもの……とおもってみたらありました。

愛知で抹茶と言えば西尾。その西尾城内にある旧近衛邸にて、一服いただきました。

同行者がいたので、二服お願いしました。お菓子はねりきり(左・市政70周年に合わせて作ったもの)と、鹿の子製の上に金魚があしらわれたもの(右)どちらも西尾両口屋謹製。お菓子付きで500円~。

お菓子は王道の味、お抹茶も苦みが少なく飲みやすいです。

夏場でしたが旧近衛邸内は冷房がきいていて快適。真夏の御庭も少し涼し気に見えます。特に作法についても気にすることなく、ちょっと休憩で立ち寄るのもいいかも。

茶室もありますが、お抹茶がいただけるのは書院部分と廊下(畳廊下になっている)。

(肝心の茶室の全容がきちんと撮れていなかったため、HPでお茶を濁すことにします……。写真撮りに再訪したい!)

茶道とは

茶道用語解説一回目は茶道とは、です。

元は禅寺で行われていた「抹茶を喫する儀礼(茶礼)」が仏教的な美意識をともなって、在家の状態でも、「もてなし」の手段として行われるようになったもの。

禅寺から、ということで、修行の一環で座禅を組む⇒眠くなる⇒目を覚ますためにお茶を飲みなさいというところからきているようです。

そういえば掛け軸などにも使われる言葉で、「喫茶去(きっさこ)」という禅語があります。現在では「ゆっくりとお茶をどうぞ」と言う意味として使われますが、もとは「お茶でも飲んで目を覚ましなさい」ということだったそうです。どうして意味が変わったのかは要調査ですが、茶道の面白いところだなぁと思っています。

つまり現代では、茶道はもてなしの手段。掛け軸をかける、お花を飾る、季節のお菓子を準備する、道具を準備して清める、目の前でお茶を点てるこれらも、もてなしの一環。そして、もてなされる側にも知識がいるのが、茶道。

習っていない方は、せめて相手が嫌がることをしない、を心がければいいと思います。それで、ちょっとでも興味が出たら、お茶会に赴き、道具や人を見るのもありだと思います。

個人的には茶の湯好きを増やしたいなぁ……なんて思っています。

長々と書きましたが、この茶室探訪、シリーズ化できたらいいなぁ……なんて思っています。それではここまで読んでいただき、感謝いたします。

おたいくつさまでした。

   
この記事を書いた団員

はつみんさん

尾張を中心にゆるゆると攻城しています。2023年よりお茶を習っています。茶の湯、お抹茶好きが増えたらいいなぁ。流派は表千家です。

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