団員ブログ by 攻城団 攻城団団員による団員のためのブログ

凄いぞ! 玖島城!

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皆様、お疲れ様です!

駿河国・静岡県から全国へ城巡りをしている、団員のBUGです。

初の団員ブログ、そして僭越ながらアドベントカレンダーに参加させて頂きます。

はじめに

ブログの前に先ずは自分の簡単なプロフィールですが、先述の通り静岡県在住で、昔から歴史や城が好きだったのですが、2年前に日本100名城・続日本100名城のスタンプラリー、そしてこの素晴らしい攻城団と出会い本格的に地元含めた全国の城巡りを開始。

現在は日本100名城や続日本100名城だけで無く、攻城団で紹介・登録されている全国の隠れた名城やバッジ対象の城など色々と訪問しており、歴史全般・古建築物も好きなので、城や陣屋に限らず古墳・遺跡などの史跡、寺社・博物館なども同時に巡っております。

旅の記念などで、御城印・御朱印・マンホールカード・歴まちカード・ロゲットカード・ダムカードetcを集めたり頂いたりするのも大好きです。

それでは、ブログ開始です!

夏の玖島城を攻城

今回はお盆休みの長崎県遠征で初訪問した、大村氏の居城であり大村藩の藩庁・長崎県大村市の玖島城をピックアップです。

玖島城を訪問したのは8/14ですが、実は8/10から既に長崎入りをしていて、8/11に波佐見焼で有名な波佐見町のホテルに宿泊しており、8/12に島原半島方面へ移動する途中で攻城団グッズや御城印の購入、集めているマンホールカードを頂きに玖島城のある大村公園内の大村公園観光案内所へは先行して立ち寄っておりました。

これは現地で知ったのですが、丁度自分が観光案内所を訪れた次の日の8/13から8/15はお盆休みに入るとの事で、危うく玖島城関連グッズの購入やコラボチラシを頂く事が出来ない所でした(笑)

大村公園観光案内所は毎週水曜日が定休日な上、概ね毎年8/13〜8/15の間近辺でお盆休みに入ってしまうみたいなので、お盆の長期休みで行かれる方は大村市観光コンベンション協会へ休業日の確認が必要です。

さあ、攻城開始です!

8/13に大村市の「ビジネス民宿 花まるみ」さんに宿泊し、翌日8/14の朝から攻城しました。

前述の通り、現在、玖島城は大村公園として整備されており、地元の方々や城・歴史好きの憩いの場となっております。

先ず出迎えてくれたのは、大きな城池の「桜田の堀」です。

往時は城を守る堀の一部だったのでしょう。

中央には橋が架けられており、途中には休憩用の東屋も設置されていて、地元の方々が一服する場所に利用していました。

桜田の堀を渡ると、花菖蒲の植えられているエリアに来ました。

玖島城は桜の名所で有名ですが、初夏には綺麗な花菖蒲の咲き誇る名所としても有名です。

続いて現れたのは、大手口に繋がる埋門である「穴門」の跡です。

残念ながら柵があって中には入れませんでしたが、立派な石垣を見る事が出来ました。

穴門を回り込む様に大手門跡の高石垣を堪能!

玖島城の石垣群は打込み接ぎの乱積み、隅の算木積みも非常に美しいです♪

現在、大手門跡には大村神社の鳥居が鎮座しております。

玖島城の城跡碑と案内板です。

玖島城は公園として整備されている関係で、公園内の所々に案内板があるので道に迷う事も無いです。

大手門跡を抜けると、大手外枡形虎口の登場です。

玖島城は現存する石垣群に土塀も模擬復元されており、如何にも「お城らしい」風貌が出ていて雰囲気がありますね☆

石垣には石樋も

さあ、二の丸へ進軍です!

二の丸は中々広い曲輪になっており、一部は大村神社の参拝者の為の駐車場としても利用されています。

本丸を取り囲む立派な石垣も見所です。

3枚目の写真を見ると分かると思いますが、高知城にある様な排水用の石樋が玖島城の石垣にもありました。

二の丸のエリアには、本丸を取り囲む自然林・玖島崎樹叢もあります。

さあ、いよいよ台所口門跡から本丸へ向かいます。

こちらも非常に素晴らしい石垣と枡形虎口を堪能出来ます。

本丸に到着です。

現在、本丸には大村氏の祖と言われている藤原鎌足公・藤原純友公はじめ、大村氏の歴代の領主や藩主を祀った大村神社と、歴代の大村氏の藩主から厚く信仰されていた伏見稲荷大社からの分霊である玖島稲荷神社が鎮座しております。

社務所の方の人柄がとても良く、素晴らしいご縁を感じました。

本丸には玖島城の江戸後期の本丸絵図も案内看板で設置されており、玖島城には元々天守の無い近世城郭だという事が分かります。

先に書いておりましたが、玖島城は長崎県屈指の桜の名所として有名で、あの「さくら名所100選」にも選ばれております。

春の時期には、八重桜の一種である天然記念物のオオムラザクラとクシマザクラが満開になります。

今回訪問したのは真夏なので咲いてませんでしたが、是非とも桜の時期に来てみたいですね♪

玖島城は攻城団の「さくらの名城」バッジ対象のお城ですので、バッジ獲得を目指している方は訪問必須です☆

本丸北側にある搦手門跡も見学しました。

築城当初は、こちらが大手門だったみたいですね。

清掃をされている方がおられますが、こうした方々のお陰で自分達はお城や神社などの史跡や歴史ある場所が素晴らしいコンディションで見学出来ますので、本当に感謝しかないですね。

再び二の丸へ、今度は本丸西側の虎口門跡から向かいます。

こちらも素晴らしい枡形になってますねぇ〜♪

二の丸方面から、模擬復元された板敷櫓を見ます。

資料などによると、どうやらこの櫓は存在しなかった可能性が大きいみたいですが、天守の無い玖島城にとっては今では立派なシンボルです。

個人的な感想にはなるのですが、どの城も今現在この瞬間も歴史を歩んでると思うので、こうして後世に模擬として建てられた城郭建築物も「今」という歴史の中で作られたものなので、レプリカだとか本物じゃない云々以前に、自分はあっても良いのかなと思っています。

こうした後世に建築された建物にも、現在を生きる方々の想いが詰まっていると思いますので。

そんな板敷櫓、何とRC造では無く木造で復元されております!

この拘りは素晴らしいですね。

以前は内部にも無料で入れたそうなのですが、現在は傷んでしまうなど諸々の理由がある為か、内部に入れなくなっております。

ああ、中に入ってみたかったです……(笑)

下の方に降りて来て、高石垣と板敷櫓を見上げます。

板敷櫓台の説明板にも書いてありますが、玖島城を築城した大村藩・初代藩主の大村喜前公は加藤清正公と仲が良かったみたいで、築城の際に清正公から色々とアドバイスを貰っていたみたいです。

なので、石垣も所謂「清正流石垣」の扇の勾配が見事なものに仕上がってますね♪

そんな訳で、玖島城は攻城団の「築城名人・加藤清正」バッジ対象のお城にもなっています。

玖島城、清正公が好きな方も必見なお城ですよ☆

板敷櫓を高石垣の真下から見上げます。

石落としと打込み接ぎの石垣が良い感じです♪

板敷櫓と高石垣の定番アングルから、御城印と一緒に記念撮影!

やはり絵になりますね♪

御城印の日付が8/12なのについては、最初に述べた通りです(笑)

さて冒頭でも書きましたが、玖島城のある大村公園には大村公園観光案内所があり、玖島城の案内マップや攻城団のコラボチラシの配布、大村市のゆるキャラ「おむらんちゃん」や玖島城のグッズ、攻城団の缶バッジの販売を行っております!

攻城された方は、玖島城を見て回る前に是非立ち寄ってみて下さい。

今回、自分はレンタカーで行ったのですが、自動車で行かれる方は大村公園にかなりの台数が停められる無料の駐車場があります。

電車などの公共交通機関で行かれる方は、大村駅が最寄駅となります。

長崎県営バスの長崎医療センター経由・向木場入口行きに乗り、5〜10分程度で大村公園バス停に到着します。

大村駅から大村公園まで徒歩で行く場合は、徒歩20〜30分程度になります。

玖島城は自動車・公共交通機関共に、とてもアクセスしやすいお城です。

オマケ

玖島城では無いのですが、大村氏が玖島城の前に本城にしていた三城城へ前日の8/13に訪問していたのですが、城跡近くにヤギのメイ君がいました。

とても人懐っこい可愛い子で、近くまで寄って来てくれました♪

三城城は大村駅からも近いですし、こちらもアクセスはしやすいので玖島城とセットでの攻城をオススメします!

ヤギのメイ君にも会ってみて下さい☆

最後に

今回、初めて玖島城を訪問しましたが、石垣を中心とした遺構の残存度が日本100名城・続日本100名城に匹敵するぐらい素晴らしく、本丸に鎮座する大村神社も物凄く雰囲気の良い神社でした!

ただ、今回はお船蔵跡を見学するのを完全に見落としてましたし、二の丸と三の丸の間にある空堀なども見ていなかったので、次回は是非とも桜や花菖蒲が満開の時期に再訪して、未だ見ていない遺構もしっかり確認したいと思いました。

玖島城は本当に良いお城で魅力は未だ未だありますので、今度は皆様の目と肌で玖島城を楽しんでみて下さい♪

長くなりましたが、ここまで読んで下さってありがとうございました。

   
この記事を書いた団員

BUGさん

静岡県在住の城・歴史好きの者です。 100名城・続100名城を中心に、全国各地の名城へ旅行に行ってます。 城巡り以外にも、音楽・昆虫採集など色々と趣味があります。

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