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今年一番良かった菩提山城の攻城記録です。
どうも、ばやしです。
今年を振り返り一番良かったお城は3月7日に行きました岐阜県西濃にある菩提山城でした。
色々アクシデントもありながら何とかやりきった点で自分自身満足のゆく攻城になりました。
ただ非常に無理をした攻城のためこれから攻城される方にはオススメできる内容ではございませんので少しでも参考にしていただければ幸いです。
攻城計画
- 天気の良い日に攻城する
- 垂井駅でレンタサイクルを借り垂井城→竹中陣屋→菩提山城を攻城する
- 時間・体力があれば関ケ原の戦いで有名な南宮山方面に足をのばす。
朝の予報は曇りのち晴れということで、朝9時前にJR垂井駅に着き、駅前の垂井町観光案内所でレンタサイクルを借りることにしました。職員さんと話すと麓は大丈夫だけど山頂は雪が降るかもしれないので気をつけてとアドバイスを受けました。3月の雪は想定外でしたが不安を抱えながら出発しました。
攻城開始
垂井駅よりレンタサイクルだと3分ほどで垂井の泉に到着します。この泉はケヤキの根本がら湧きだし垂井の地名の由来になったと言われており、この辺りが関ケ原の戦いで西軍に組した平塚為広の居城跡であると説明板にありました。そこから上り坂もある3kmの行程をひたすら自転車で進みます。
石垣と櫓門が見えてきて竹中陣屋に到着しました。この竹中陣屋には学生時代に一度来たことがあり駅からかなり歩いた記憶があったため、今回菩提山城に登る体力も必要と何とかレンタサイクルで来ることができました。半兵衛の銅像を再び見ることができて感慨ひとしおでした。
もともと竹中半兵衛は私の中で一押しの武将だったため、2月には生まれたとされる父の重元の居城だった大御堂城を訪問し今回菩提山城への攻城につながっています。
今回は菩提寺である禅憧寺(ぜんどうじ)に寄って半兵衛のお墓にお参りしました。
いよいよ登城です。私が選んだのが大手山道より城域に至り下山は菩提山道を降りて自転車を置いている竹中陣屋まで戻ってくるルートです。
登山道は整備されていますので城域までひたすら枯れ葉を踏みしめて登ります。ただ少し天気が怪しくなってきました。
開けたところにでると雪が少し積もっています。少しまずいなと思いながらも先に進みます。
雪がかなり吹雪いてきました。3月で麓は何ともなかったにも関わらず、山は観光案内所の方が話していた通りになってきました。かなりやばいなと感じながら先に進みます。
城域に入り最初の竪堀に着いた時には周りは真っ白になっていました。普通ならここで引き返す選択肢もありましたが、空を見ると晴れ間も見えるため勇気を振り絞りさらに進みます。
大手曲輪に着くと靴が雪に沈むほどの積雪です。この奥にに切岸があるはずですが、積雪の土塁は特に危ないので断念します。引き返すべきか葛藤が続きます。何とか雪よ止んでおくれ。
開けた場所から本曲輪の幟が見えてこれなら行けると思い先を進みます。
西の丸とも呼ばれる三の曲輪に何とか着きましたが、積雪がかなりあります。城域は無人のため静かで雪だけがしんしんと降り続けています。
堀切を雪の上から見るのは初めてでした。竪堀も堀切も普段より形がわかりやすいのが何とも滑稽でした。
三の曲輪の西にある出曲輪まで来ると雪が小康状態になりました。少し気持ちに余裕がでてきました。
出曲輪の下に畝状竪堀がありますが、さすがに危険と思いここからの眺めのみで諦めました。
鳥とは違う鳴き声が聞こえ出曲輪の正面側から本曲輪の方を見ると何やら動くものがあります。
よく見ると鹿が2頭、私の存在に気付いたのかこちらをしばらく見て走り去っていきました。何かおじゃました気分でしたが、鹿に出会えて単純に嬉しかったです。
本曲輪に向かうと雪は止んでいました。諦めなくて良かった。でももっと降っていたらやばかった。
本曲輪からの眺望は最高でした。こちらは雪まみれなのに麓は晴れています。
本曲輪から腰曲輪・西の曲輪を雪を踏みしめてまわります。土塁の先は危険なのであえて行かないようにしました。
深い竪堀も夏の草木のある時よりはわかりやすいです。ただその先には危なくて進めません。
北の水の手に行くのは雪が多いため諦め、本曲輪に来れたことに満足して城域をあとにしました。
菩提山道の下り道はほとんど雪はありませんでした。菩提入口の看板を見ながらさすが標高402mだと雪も降るかと思いました。疲れもそこそこに自転車で浅野幸長と吉川広家の陣跡を見て垂井駅に向かいました。
まとめ
今回は竹中半兵衛のお墓や息子の陣屋、お父さんが築いた菩提山城を堪能できました。ただ雪は想定外で結果的に無事帰れて良かったですが、本来であれば引き返す勇気も必要だったと思います。雪の登城は初めてでしたが土塁の先もわかりにくく危険がいっぱいなので今後は極力避けることにしようと思いました。
長々と読んでいただきありがとうございます。
皆さんに無理なく攻城してもらえればと思い記載致しました。