こちらもご覧ください!(広告掲載のご案内)

思い立ったが吉日! こんにちは、toproadです。
2025年5月3日の夕方にセントレアから鹿児島空港へ、そこからレンタカーで志布志へ移動して1泊。
翌日の5月4日に志布志城を攻めて、桜島からレンタカーごとフェリーに乗って鹿児島港へ。
そして、鹿児島城を攻めましたので、今回はそちらの攻城記録になります。
攻城以外の内容もありますが、読んでいただけると幸いです。

志布志城
まずは志布志城を攻城しました。
志布志城の駐車場にあった案内板によると、薩摩藩のエリアでは城のある地域を「地名+麓(ふもと)」というようで、背後の山城+平地の居館+家臣の屋敷+天然の川(堀の役目)がセットになっているとのこと。

また、志布志城は内城、松尾城、高城、新城の4城で志布志城と呼ぶとのこと。
高城、新城は私有地のため、立ち入り不可のようです。

駐車場から志布志小学校の脇を抜けて内城の城域へ。
写真でもわかると思われますが、草木の茂った山城なので秋冬の攻城がオススメに思えました。僕はゴールデンウィークの攻城になりましたが。
靴についても僕としてはトレッキングシューズ推奨です。
落ち葉で滑るところもありますし。

登り始めると早速、「シラス」の岩盤が現れます。

見た目からもすごく柔らかくてモロそうな感じです。
切岸を作るには簡単そうで、登るのは難しそう。

ところどころにコースマップがあるので、道がわかりやすく迷うことはないと思われます。

まずは西側のルートを通って大野久尾(おお・のくび)へ向かいます。
「野久尾」とは、「細く、狭くなっている土地」という意味のようです。
広い曲輪ですが、草で覆われています。

続いて中野久尾(なか・のくび)へ向かいます。
曲輪に入ろうとしますが西側の虎口には倒木があって、東側の虎口には草が伸びていて、登れませんでした。
でも、虎口はすごく特徴的で釣り針のように180度折れて曲輪に入る構造になっています。

中野久尾の西側から搦手方向へ。
ここの堀切がすごい高さ!
他の曲輪もシラスの岩盤を垂直に削った、他の地域にはないような高さがあるのですが、ここの高さもすこい高さです。

本丸には土塁もありました。
堀切の先の曲輪を見たあとに本丸へ。
シラスの地盤は脆いと思われるので、ひょっとしたら雨で削られて土塁の高さも昔よりは低くなっているのかもしれません。

本丸の裏には三宝荒神が祀られています。
(地盤が脆そうなのであまり端には行けないけど)ほこらの裏から見下ろす堀底道との高低差はかなりあります。

内城を降りて、松尾城へ行きました。
松尾城の登城口から少し入ってみましたが、写真のように草や倒木がありそうな雰囲気でした。
他の団員の方の情報でも道が崩落しているところがあったり、竹が倒れていたりとのことだったので撤退しました。

垂水港のカンパチ祭り
志布志から桜島経由で鹿児島市へ向かう途中、カンパチ祭りのノボリを見つけました。
駐車場からパークアンドライドで会場へ向かいます。

昼ごはんは祭り会場で買ったカンパチ丼と宮崎地鶏のハラミ焼きを食べました。
桜島の目の前でカンパチ養殖のイケスが浮かぶ海を見ながらの食事。

カンパチ丼は九州特有の甘い醤油の味付け。ハラミも歯応えのある食感。
ごちそうさまでした。

桜島
桜島に渡り、有村溶岩展望所から桜島を見ます。
くるっとコースを回って20分くらい。

桜島フェリーターミナルを少し東へ過ぎて、長門城である桜島恐竜自然公園へ行って攻城として、フェリーで車ごと鹿児島市へ渡ります。
フェリーに乗るには料金所を通って、そのままフェリーの中まで車を降りずに進みます。
2人乗った軽で1,950円、20分くらいで鹿児島港のフェリーターミナルに着きます。

鹿児島城
鹿児島城の城域自体は狭いので、御楼門とそこから入って正面の西南戦争時の銃痕付きの石垣が見どころです。
鹿児島城もやはり後ろの山(西郷隆盛が陣取った城山)と館(石垣や堀に囲まれた城域)、武家屋敷に川という構造という感じがします。

本丸に建っている黎明館は資料館になっていて、特に戦国時代や幕末、西南戦争から明治新政府など、歴史の中心に関わりのある薩摩についての数多くの展示があります。
ゆっくり見ようとすると2時間くらいはかかると思われます。

晩ごはんは鹿児島ラーメン
翌日の知覧城攻城に向けて喜入に泊まるので、その道中で鹿児島ラーメンを食べました。
十八番という鹿児島ローカルのチェーン店で十八番ラーメンと黒豚餃子をいただきました。
少し食べたあとの写真ですが、さっぱり目の豚骨ラーメンともっちりした餃子、おいしかった。
ごちそうさまでした。

まとめ
はらぽんさんのブログ『お城と地質(3)』にもあるように、やはりこの地域の城が他の地域の城と違う造りであることを実感しました。曲輪の高さがすごい!
また、「薩摩式総構え」ともいえる、「山城+居館+武家屋敷+川(堀)」というセットもこの地域ならではなんだとわかりました。
個人的には剣術に興味があるので、薩摩武士の強さの源、「示現流(じげんりゅう)」の道場を訪ねて術理(じゅつり)を教えてもらう旅もいつかしたいと思いました。
さすがに今から入門はできないので、簡単な話を短い時間で聞くことくらいしかできないかもしれませんが、それでも「示現流」に触れてみたい。
次回は知覧城編となります。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。今回は以上です。