団員ブログ by 攻城団 攻城団団員による団員のためのブログ

大分県攻城記録(2)〜岡城〜

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思い立ったが吉日! こんにちは、toproadです。

1月2日、岡城と佐伯城を攻城しました。

まずは岡城の攻城について書いていきます。

どこにいても石垣が目に入ってくるすばらしい城です。

前置き

地元グルメ

今回は1月1日〜1月3日までの日程で、さすがに正月はチェーン店でもファミレス以外は空いていないし、居酒屋的なところも予約なしでは入れませんでした。

1月1日からにしたのは飛行機代が安かったからで、なかなか全てを満たすような遠征にするのは難しいものですね。

写真は1月3日に行った杵築城近くの「美味しんぼ」にも出てくるという鯛茶漬けの店なんですが、やってなさそうでした。残念。

攻城記録

大分市内から岡城

この日は朝からレンタカーを借りて岡城、佐伯城を攻城します。

岡城まで車で約1時間です。

1月2日だったので料金所は閉まっていました。

駐車場にある岡城料金所

岡城

料金所の横に案内板があるので、確認します。

城域はおおまかに、西側の西の丸エリアと西中仕切以降の本丸エリアに分かれると思います。

看板の右奥から城域に向かって歩いていきます。

少し歩くと岩盤がむき出しになっているところがあります。

阿蘇溶結石灰岩(あそようけつせっかいがん)という他の石と比べてやわらかく、加工しやすい石とのことです。

むき出しの岩盤の下に城跡碑があります。

大手門方向を見上げる。早速、要塞感があります。

僕は大手門と正面に見える石垣に目を奪われて、帰りに気づいたのですが、右手側にかまぼこ状の石垣があります。

大手門を入って右側に古大手門があります。

古大手門を出たところに堀切と曲輪があります。

ここは土の城の遺構になります。

西の丸エリア

古大手門の向かい側から西の丸エリアになります。

西の丸エリアだけで約1時間半くらいかかりました。

まずは南側の石垣。

分かれ道になっていて、上方向が西の丸の曲輪になります。

下方向にも進めます。

横矢がかりというほどではない段差があります。

積み方も異なっています。

上を見上げていると、足元にも礎石のような石がありました。

何か建物があったんでしょうか。

先に進むと行き止まりでした。

攻め手のことを考えるとここが行き止まりで狙われるのはつらいですね。

西の丸の端に土塁があります。

西の丸から北へ向かうと角櫓跡があります。

かなり張り出していて、防御に固そうです。

角櫓の下に七曲りがあります。

現在はそちら方面には行けません。

天然の岩盤があって、ここを登ることは不可能だと思われます。

西の丸下の石垣の中に木が生えているところがあったんですが、石垣のスキマに根を伸ばしても枯れないものなんでしょうか?今は途中で切られて切り株になってますが。

植物に詳しい方に聞いてみたいですね。

近戸門より先は崩落の危険ありとのことで七曲りから駐車場へ降りることはできませんでした。

近戸門に背を向けると左手、右手、左奥に家臣の屋敷跡の曲輪があります。

通路の両側にも石垣があって、ほんとにどこを見ても石垣です。

左奥の家臣の屋敷跡の曲輪に屋敷の床面の復元があります。

復元屋敷から降りると埋門があります。

そこの周辺の石垣の積み方が違いがわかりやすくなっていました。

城域中央部にトイレがあります。

このあたりは賄方といって、城を訪ねた人の控えになっていた場所のようです。

トイレのある曲輪から本丸エリアに向かう道です。

左手は谷になっています。

坂を登ったところにも曲輪があります。

地面が盛り上がっていたり、石がゴロゴロしていたりします。

本丸エリア

いよいよ本丸エリア。

大手門の東側に伸びる城域になります。

大手門から見た本丸方面。

まずは西中仕切。

本丸エリアへの入口です。

太鼓櫓門の石垣。

この景色もなかなかの要塞感です。

正面に鏡石があります。矢穴もあります。

真っ直ぐ進んで三の丸へ。

三の丸の左奥が二の丸です。

北側の山々が見えます。

瀧廉太郎さんです。

こんなにすごい石垣の城が荒れていたら、嘆きたくなる気持ちもわかります。

二の丸にある休憩所。

初めて見る建て方です。

右上は本丸とつながっています。

この階段を上がるとようやく本丸です。

本丸の西側です。

奥に御三階櫓跡があります。

本丸の東側には天満神社があります。

本丸を見ていたら韓国の方から話しかけられました。

「ここの大名は1万石、2万石、5万石?」

地元民でもないので答えられませんでした。韓国の方なのに質問が通好みすぎる。

お連れの方がみえたのであまり話ができなかったのですが、今、思えば韓国の歴史で好きなところを聞いてみたかったですね。

そのかわり、岡城のすごさの解説をしました。

ちなみにあとで調べたら7万4,000石でした。

本丸から南側へ降りて、城域の奥へ向かいます。

本丸の石垣。

清水門跡。

今は薮になってしまっていますが、昔はここからも城域に入れたのでしょうか。

ここもしっかり石垣で守られています。

廟所跡。

このあたりは土の城の名残のように思います。

下原門跡。

ここが城域の東側の端になります。

ここから大手門方面へ戻ります。

道中、左手に土塁があります。

まとめ

城域全部を見て、駐車場に戻るまでの攻城時間は約3時間でした。

やわらかい加工しやすい石を使っているからこれだけの石垣を造れたんですかね。

ここが「日本三大山城」に選ばれてもおかしくないと思えるような、すばらしい城でした。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。今回は以上です。

   
この記事を書いた団員

toproadさん

愛知県小牧市在住の団員です。 鳳来町(今は新城市)の長篠城近くの生まれ、名古屋市育ち。 話す言葉は名古屋弁です。

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