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2025年3月8日と9日に、「東美濃の山城めぐり・団長と行く、岩村城(苗木城)ガイドツアー」に参加した。
※今回の記事は個人の感想が強めなので、城巡りの詳細なレポートは上記の記事や他の団員さんが書かれた記事がよく分かって面白いです。
岩村城

面白かったところ
- 登城口付近で岩村城デザインのマンホールを発見。なぜか進行方向(城方面)とは蓋の絵の向きが逆になっていた。調べたところ明確な理由はわからなかったが、「車の走行方向に揃える」という決まりが他の自治体であったので、同じ理由だろうか?

城主から見て正面になるからこの向き?
- 岩村城にもあったか太鼓櫓。この櫓も時報としての役割があったのね。お出迎え時の迫力にびっくりした。(初芽と太鼓櫓の因縁)
- 岩村と縁のある下田歌子氏が詠んだ歌の顕彰碑があった。「絶対やり遂げたる!」っていう強い意思が感じられてかっこいい。
綾錦 着て帰らずば 三国山 またふたたびは 越えじとぞ思ふ(訳:国境の三国山を越えてまた再び故郷に帰る時は、功績を挙げて綾錦を着て戻って来るからね)
- 井戸が17個もあり、山城にしてはとても多く珍しいとのこと。攻城中もいくつか散見された。
- 生・六段壁の存在感にびっくり。防御のために六段にしたのかと思っていたら、雨水等で崩落を防ぐために上から下に積んでいった結果とのことで更にびっくりした。
- 「南曲輪石垣も壮大ですよ~」とガイドさんにオススメされた石垣は圧巻! 六段壁だけじゃない。重厚な『壁』を感じられて大満足。

六段壁。2月~3月初旬は遺構の形がはっきり見えるので、じっくり観察するには良い時期とのこと。

南曲輪石垣。この『壁』のインパクトよ。
苗木城

面白かったところ
- 苗木遠山史料館内に展示されている風吹門は江戸時代からの現存! すごく間近で見られて興奮した。高森神社内にあった風穴も「風」の字がついていたので、何か由縁があるのだろうか?
- 大門跡付近に、馬に乗るための石で作られた踏み台が今でも残っているのが面白い。
- 足軽長屋跡から大矢倉跡に向かう途中に見かけた巨大な岩。その下に小さな石垣が積まれていて、昔の人の積み方やバランスがすごいと感動。

最初からそこにあったかのような石垣のフィット感。
- 巨大な岩の上で馬を米で洗い、敵に水があるように見せかけた馬洗岩。馬はめっちゃ怖かったんやろなあ……と思った。
- 馬洗岩付近にある柳原白蓮氏の歌碑もお気に入り。わかりにくい場所にあるので、素通りしちゃう観光客の方もいるのだとか。

城あとに やかたも人も いまなくて かたるは何ぞ 山鳥の声
攻城後メシ

- 1日目『かめや菓子舗|カステラCafeカメヤ』さん。とにかくお色と形が可愛らしい。生まれて初めて焼いたカステラをいただいたが、サクサク新食感でめちゃくちゃ美味しかった!

パンのようなケーキのような焼きカステラ。
- 2日目『ひだ路元起』さん。攻城後の締めは飛騨牛で、朴葉味噌も初めていただく。甘めの味噌をお肉に絡めて、ご飯と一緒に食べる! 幸せ!

朴葉味噌は飛騨・高山地方の郷土料理であることを初めて知った。
あとがき
岩村城も苗木城も、石垣や岩などそれぞれの自然の強みを活かした堅牢な城で、ずっと圧倒されっぱなしだった。
また、普段1人で攻城していると素通りしてしまうような所も、ガイドさんから丁寧に説明していただいたり団員さんと質問や感想を話しながら巡ることで、城の見所も学びも深まった城たびだった。
どちらも山城だったが想像以上に歩きやすく、日頃整備いただいている方々に感謝して、ぜひまた訪問したいと思った。