団員ブログ by 攻城団 攻城団団員による団員のためのブログ

狸親父百名城〜東海編〜

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高根城

第4 東海編

岐阜県

登録数は211、攻城数は76です。

小倉山城(2022.09.06)

小倉山城は金森長近により築かれた城ですが、改易により6年で廃城になりました。現在は小倉公園として整備されており、見ごたえのある石垣と土塁が残るほか、本丸には模擬櫓、山頂には展望台が建てられています。小規模な城郭ですが、江戸時代の街並みを残す城下町と一体となって独特の雰囲気を醸し出していて、是非とも訪れてほしい城です。
最寄りの梅山駅からは徒歩15分で着きますが、私は美濃市駅から城下町を散策しながら40分程で登城口に着きました。

妻木城(2023.10.05)

妻木城は妻木氏の居城でしたが、江戸時代初期に北側山麓に陣屋が築かれたため、放棄されたようです。建造物こそ残ってないものの、石垣や曲輪、土塁等の遺構を見ることができます。陣屋跡にも石垣や石段、井戸などの遺構があり、併せて見学できます。
公共交通機関での攻城はかなり困難で、私は山城ツアーを利用しました。

大桑城(2020.12.13)

大桑城は土岐頼芸の居城でしたが、1547年に斎藤道三に攻められて廃城となりました。現在城址には土塁や石積、堀切などの遺構を確認することができ、山頂には小さな模擬天守も建てられています。また山麓には頼芸が道三との戦いに備えて越前など4か国の軍勢の力を借りて造成した「四国堀」が残っています。
車だと近くまで行けますが、公共交通機関だと最寄り停留所まで岐阜駅からバスを乗り継ぐ必要があります。

☆明知城(候)、久々利城(候)、小里城(未)、飛騨松倉城(未)、篠脇城(未)、松尾山城(未)、菩提山城(未)

静岡県

登録数は123、攻城数は80です。

丸子城(2014.03.01)

丸子城は築城年代は定かではありませんが、今川氏と武田氏が所有を争った城です。南端の最高所を主郭と曲輪群からなり、登城路が整備されているので多重の横堀、竪堀、虎口など多くの遺構を見学することができます。
静岡駅から「藤枝駅行き」のバスに乗り「吐月峰駿府匠宿入口」バス停下車し、徒歩10分で登城口に至ります。私は攻城後、反対の誓願寺(片桐且元の墓があります)側に下りました。

横須賀城(2013.05.06)

横須賀城は徳川家康が大須賀康高に命じて築いた城で、現在は横須賀城跡公園として整備されています。土塁などの遺構が残っていますが、特に全国的にも珍しい玉石積みの石垣(玉石垣)の一部が現存しその他の部分も復元されているので見ごたえがあります。
袋井駅からバス「大東支所行き」または「横須賀車庫前行き」に乗り「七軒町」下車して徒歩5分ほどで着きます。

二俣城(2012.12.08)

二俣城は天竜川と二俣川に挟まれた要害で、武田信玄と徳川家康が争奪戦を繰り広げた城で、徳川信康(松平信康)がの切腹をとげた所でもあります。比較的大きな城址で、天守台・石垣・土塁などの多くの遺構が残っています。
二俣本町駅から徒歩10分で登城口の駐車場に到着します。

高根城(2023.10.06)

高根城は今川氏に属する奥山氏によって築かれた城で、武田信玄によって落城させられましたが、武田氏が没落すると廃城となりました。城址には堀切等の遺構のほか、発掘調査に基づき主殿・城門・井楼櫓・柵条が復元されているので、戦国時代の山城の雰囲気を感じることができます。
向市場駅から徒歩20分で登城口に、そこから15分程登る(やや急です)と主殿に至ります。

☆長浜城(候)、田中城(候)、韮山城(候)、足柄城(候)、勝間田城(候)

愛知県

登録数は259、攻城数は158です。

大給城(2023.10.04)

大給城は大給松平氏の居城でしたが、徳川家康の関東移封に伴い廃城となりました。現在は城址公園として登城路も整備されており、縄張図や遺構を示す看板などが設置されています。石積み、堀切、虎口、櫓跡の遺構が見られ、多くの巨石が残っています。
東岡崎駅から足助方面行バスに乗り「九久平」下車し、拳母街道を20分程歩くと登城口があります。

足助城(2014.04.05)

足助城は足助鈴木氏の居城でしたが、家康に従って関東に移ったため廃城となりました。現在は城跡公園として、高櫓・長屋・物見矢倉・厨などの建物が復元整備され、遺構の曲輪等などを併せて当時の縄張りを理解することができます。また、足助の街並も風情があり、近くに名勝香嵐渓もあって、一度は訪問したい城です。
東岡崎駅からバスで「香嵐渓一の谷口」下車し(約70分)、登り坂を35分ほど歩きます。

市場城(2023.10.04)

市場城は鱸氏の居城でしたが、徳川家康にしたがわず、退去させられたため廃城となったとされます。現在は城址公園として遊歩道が整備されており、石垣、畝状竪堀群、枡形門跡、堀切等多くの遺構を見学することができます。
豊田市駅からバスを乗り継いで登城口近くのバス停まで行けるようですが、私は山城ツアーを利用して攻城しました。

田原城(2012.12.09)

田原城は戸田氏の居城でしたが、江戸時代には田原藩の藩庁として使われました。現在、土塁、空堀、石垣、水堀などの遺構のほか、大手門である桜門や二の丸櫓が模擬再建されています。
三河田原駅から徒歩15分で城域に至ります。

☆岩崎城(候)、三河山中城(候)、西尾城(候)、清洲城(候)、田峯城(未)

三重県

登録数は147、攻城数は56です。

桑名城(2016.11.04)

桑名城は本多忠勝の居城として知られていますが、その後は松平氏の桑名藩の藩庁になりました。戊辰戦争で官軍と対立して破壊されたため、一部の水堀と石垣が残るだけです。現在は本丸・二の丸が公園として整備され、蟠龍櫓が外観復元されています。七里の渡しから旧東海道の宿場町を散策することもお勧めです。
桑名駅から徒歩約15分で着きます。

亀山城(2023.01.19)

亀山城は伊勢平氏の関氏により現在地に築かれましたが、江戸時代には伊勢亀山藩の藩庁となりました。明治の廃城令により、ほとんどの構造物が取り壊されたため天守台・多聞櫓・石垣・堀・土塁など一部が残るだけですが、公園化されて見学しやすくなっています。
亀山駅からゆるい坂道を登って10分程で城域に至ります。

☆鳥羽城(候)、神戸城(候)、采女城(未)、霧山城(未)

選定の経緯

東海地方は登録城数が多いうえ、東京から比較的近いので攻城数も多くなり選定はなかなか困難でした。
岐阜県は、地勢的にも魅力のある山城が多くあるのですが、団員の評価の高い城は、公共交通機関での攻城が難しいため未攻城の城が多くて選定できませんでした。
静岡県は、特色のある城が多く、その中から選定しましたが、他にも長浜城など変わった城も候補になりました。
愛知県は、登録数及び攻城数が最も多い県なので選定はなかなか困難でした。平城で清洲城ではなく、田原城を選んだのは、私が渡辺崋山推しだからです。
三重県は、攻城した山城には相応しい城がなく、平城と平山城からの選定になりました。

今回紹介したお城一覧

小倉山城
妻木城
大桑城
丸子城
横須賀城
二俣城
高根城
大給城
足助城
市場城
田原城
桑名城
亀山城
   
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