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先日、山で迷子になった。
攻城しようと思った三草山城は攻城団ではまだ登録がない城で、それもあって興味が湧いた。
ちなみに登山口駐車場(昭和池近く)から車で6分ほどの所に暫定登録の三草陣屋がある。
今回の攻城(山頂までたどり着けていないが)は反省と後悔しかなく、また忘れることも無いだろうと思う。どうか反面教師としてこの記事が役立てば幸いである。
反省点は山ほどあるが、主に3つである。
①事前や当日の情報収集が不足していた
初めて訪れるため、事前に城跡(山)についてネットで調べていたが登山ルートの情報が乏しかった。しかし現地に案内板があると知り、「案内板を写真撮影して確認しながら進めばいいかな」と思ってしまった。
さらに、駐車場には何人か別の登山者や下山者がいたが直接ルートについて聞かなかった。
また当日行こうと思っていた駐車場とは別の駐車場に着いてしまったが、ここから出発しようと急遽予定を変更した。
情報が少ないまま、不慣れな地を進んでしまったのである。
②人が通ったような跡を登山ルートと思い込んだ
進んでも看板が見当たらず不安に思ったが、草をかき分けたような跡や踏まれて固まっている地面を見て人が通った跡=登山ルートだと勝手に思い込んだ。
また、枝に吊るしてあるピンクのリボンがいくつか見られたため、これは道なのだと思っていた。
もし引き返すことになってもこれらの跡やリボンが目印になって、すぐに帰れるだろうと。
そう、最初は……。
余裕はすぐに無くなる。自分が登っていたのは違う山であったことの絶望感。帰ろうとしたとき、草や木が同じ景色に見えて道がわからない。そんなに高い山じゃないし、複雑な道じゃなかったはず。ピンクのリボンが見つからない。どうしよう、さっきまであったのに!
このとき左手を怪我した。出血していたので、血を見てさらにパニックになる前に早く平地に降りなければと感じた(逆に少し頭が冷えた)。
③「多分」で進んだ
今回最も大きな原因になったこと。
初めて行くけど看板があるから「多分」大丈夫だろう。
道の跡やリボンがあるから「多分」たどり着くだろう。
「多分」に100パーセントはないのだ。
少しでも「なにかおかしい」と感じたら、その勘は大切にすべきである。
多分で進んではいけない。多分で進むくらいなら引き返したほうが良い。
最後に一番の反省点で後悔したのが、なぜ『攻城団』で情報収集してから行かなかったんだろうということである。
もちろん暫定登録なので知らない団員さんが多いかもしれないが、知っていた方がいたかもしれない。その城のことを知らなくてもアドバイスくらいはいただけたかもしれない。
城には衝動的に行きたくなるが、わからないことは聞いて念入りな準備をしてから攻城すべきだったと反省している。
同時に、攻城団の情報がどれだけ貴重でありがたいものかを痛感した。今後も自分が攻城した際に気になったり注意したほうが良いことは、写真やコメントで情報提供していこうと思った。

なお、三草山城跡については、またいつかリベンジしたいと思っている。
今回肝が冷える思いをしたが、山城は好きだ。ハアハア言いながら汗だくになって登り、山頂の本丸にたどり着いたとき一発目に浴びる風が大好きだ。
だからこそいつもどんな山でも登山は慎重になるべきだったし、自分の能力を過信して迷子になった。
「物事、小事より大事は発するものなり。 油断すべからず。」
うーん伊達政宗公の仰る通りです……。