団員ブログ by 攻城団 攻城団団員による団員のためのブログ

山城攻城記録〜椿尾城〜

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思い立ったら吉日! こんにちは、toproadです。

12月30日に攻城した、椿尾城がすごい山城だったので紹介させていただきます。

椿尾城の登城道にある記念板

前置き

比自山城

伊賀の比自山城(ひじやまじょう)がまだ未攻城だったので攻めました。

と、いっても猫セブンさんから「比自山城は薮がすごい」と聞いていてビビってたじろいでいたので、麓の案内板と「ふるさと芭蕉の森公園」だけ見て引き返しました。

そうしていたら後ろから年配の方が降りてきたので、挨拶をしました。

その方は伊賀中世城郭研究会の会員で、地元の縄張図を書いていたり、地元の山に行って新しい城跡を確認しているとのことでした。

今後、城がたりをお願いしたり、城たびのガイドをお願いしたりそういう可能性もあるかもしれないと思って名刺をいただきましたが、こういうところで会うのも何かの縁ですし、なんとなく今の自分の流れに沿って、引き寄せられたように出会えて、話ができたような気もしています。

ちなみに西蓮寺からの道の方が登りやすいとのことでしたが、次の予定を考えていたのでそちらには行きませんでした。

比自山城案内板

すごい山城、椿尾城!

さて、本題です。

椿尾城(つばおじょう)は山城の防御施設が全てある上にキツい登りや薮もない山城です。「裏山」ではないけれど。僕の攻城時間は1時間でした。

たくさんある曲輪は滋賀県の小堤城山城のようですが、その曲輪の端に空堀や土塁があったり、ところどころに石積みがあります。

攻城ルート

そんなに難しい分岐の道はないけれど、登城口からのルートを写真でお伝えします。

まず、登城口。左上へ登ります。

登城口

少し登ったところ。木の看板のある左方向へ進みます。

緑色のポールの方向へ
ポールの裏にある木の看板

少し登って道なり右へ。

左へ入れそうだが、道なり右へ

更に少し登ると分岐があります。ここは左へ進みます。

案内板はないので、右に曲がってしまわないようにしてください。

左へ進む

少し進むと土橋があります。

真っ直ぐ進む方が近いですが、右へ降りても大丈夫です。

土橋

降りたところに石積みがあります。

石積みから左の道を上れば土橋を真っ直ぐ進んだ道と合流します。

石積み

次の分岐でいよいよ主郭を目指して登っていきます。

木に巻かれた青いテープが目印です。

右上へ登る

右方向へ巻きつきながら登るイメージです。

登っていく道の左手にも曲輪がたくさんあります。

見どころ

田原小の登城記念板を越えたあたりの左手にある曲輪は社があって、曲輪の端には空堀、土塁、更には石積みまであってすごいことになっています。こっちの方向が弱点だったのかな?

曲輪の端の土塁と石積み

登城道に戻って少し登ると右手に堀切があります。

左右に岩盤が見えているので、岩場をくり抜いたのかもしれません。

堀切

この堀切を通っていくと、曲輪に出ます。

この曲輪も広いし、その下にも何段か曲輪があります。

堀切の先の曲輪

堀切側へ戻って、登城道を少し登ると左手に五社大明神のある主郭、右手に広い曲輪があります。

主郭下にも空堀があって、このあたりの防御も抜かりない感じです。

冬の時期であれば木々の間から曲輪の形がよく分かります。

夏にどう見えるかはわかりませんが、冬ほどよくわからないような気がします。

まとめ

こうしてブログを書きましたが「百聞は一見にしかず」、実際に攻城してその土木量の多さ、山城の防御施設を体感してみてください。

筒井順慶が松永久秀と戦う時にこもった城とのことですが、筒井順慶の力で地元民にすごい土木量を課したのか、もともと地元民の避難用の城だったものを筒井順慶が利用したのか?

築城者は筒井順昭なんですが、その当時からこれだけの規模だったのかも知りたいところです。

でも、松永久秀に落とされているとのことなので、広い城域に無数にある曲輪だけどそれぞれに配置できる兵数が足りなくて守れなかったような気もします。

この城についても誰か解説してほしいところです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。今回は以上です。

   
この記事を書いた団員

toproadさん

愛知県小牧市在住の団員です。 鳳来町(今は新城市)の長篠城近くの生まれ、名古屋市育ち。 話す言葉は名古屋弁です。

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