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思い立ったが吉日! こんにちは、toproadです。
ひとえに「城好き」と言っても、いろいろなジャンルがあります。
その中で自分の「好き」は何か? それを探すことについて、僕の好きな言葉「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という言葉に沿って、学校の教科になぞらえて、書いていきます。
自分の「好き」がわかると城巡りがより楽しくなると思います。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
孫子の『兵法』より。敵のこと、自分のこと、全て知っていれば負けないということです。
全てを知るのが難しくても、知れば知るほど勝率が上がるということでしょう。
孫子の時代から敵国を知るため、ウソの情報を流すため、忍者(忍び)が使われたようなので、戦国時代にも今に名前が伝わるような武将は優秀な忍者(忍び)を使って情報戦で有利に立っていたのだと思います。
僕が忍者の城がたりを開催したのも、こういうところに興味を持ったからでした。
ちなみに、野球の話ですが、落合博満が中日で監督をしていた時に、内部の情報を漏らさないことを徹底していたとのことです。
相手に情報を知らせないことで相手の勝率を下げて、自分たちの勝率を上げようとしていたのだと思います。
城巡りは勝負ではないのですが、やっぱり「彼を知り、己を知れば」勝利=楽しいとなるでしょう。攻城団には「敵=城」の情報はもちろん、「己=自分の好き」を探す手がかりがたくさんあります。
「好き」を探すために、城にまつわる要素を学校の教科になぞらえて紹介していきたいと思います。
蛇足ながら、現時点でのその分野についての自己評価も書いていきたいと思います。
城巡りを始めた方から見たら中級者や上級者に見える方たちが「自分は初心者です」「自分は中級者です」と言っているのは、謙遜もあるけど、城にまつわる要素が多いので、ある分野が得意でも、ある分野は苦手だと感じているからだと個人的には思っています。
国語
案内板を読むことも国語とも言えますが、『信長公記』や『三河物語』、『甲陽軍艦』のような本を読むこと、現代の歴史を研究している先生方の本を読むことも国語的要素になると思います。
ブログを書くことも国語的要素になるでしょう。
僕の自己評価:4
歴史の本を読むこと、ブログを書くことが好きだから。
英語
直接的には城と英語の関わりはないかもしれませんが、山鳩さんのように外国の方向けにガイドをされていれば英語で、となるでしょうし、僕も津山城で外国の方から英語で話しかけられて、英語で対応したことがあります。
僕の自己評価:4
一応、英語で話しかけられても対応できそうだから。
理科
生物
城巡りとの関わりは微妙ですが、ヒルとか、クマとか、蚊とか、蜘蛛とか、イノシシとか、そういう類のものの生態を知っておけば山城では役に立つのかもしれません。
僕の自己評価:3
今のところ山城で野生動物に悩まされることはないから。
物理
野面積みの石垣はなぜ崩れないか? といったことは物理でしょうか。
石垣用の石の運び方、積み方とかも物理だと思われます。
僕の自己評価:2
石垣が崩れない理由とか、その他もろもろ、説明できないから。
地学
ブラタモリで城と地学というアプローチも一般的になったのかな? と思います。
小牧山城についての城がたりでもそういう方面の話を聞けて、新しい知識が増えました。
僕はどちらかというと山城好きなので近世城郭の石垣はそこまでしっかり見ていなかったのですが、石の種類を知ったりどこで採れるということに興味を持ったりすると、違った見え方ができそうです。
地質や石の種類等、それを使った実例を教えていただける、はらぽんさんのブログを楽しみにしています。
僕の自己評価:3
まだまだ知らないことが多いので、伸びしろも多い分野。
社会
日本史
いちばん城巡りと直結している内容だと思います。
入口としては何も知らないで城に行っても何かしら得るものはあるかもしれないですが、おおまかでもいいので歴史を頭に入れて城を訪れた方が気づきが多いのは間違いないです。
好きな武将を探すのもこの分野といえるかもしれません。
僕の自己評価:4
それなりに歴史の流れは頭に入っていると思うから。
世界史
江戸時代は鎖国だったから世界史と城は関係ないと思いがちですが、古代の城は中国や朝鮮半島からの敵を意識して築かれているし、宣教師の書いた文章に城が出てくることも多いと思います。
僕の自己評価:3
知識を得たいと思っても、日本史ほど頭に入ってこないから。
地理
暫定登録城の登録作業は地理なのかなと思います。
所在地、アクセス、比高、その他いろいろ。
当然、城の位置と勢力図の関係といったことも地理的要因になるでしょう。
攻城団のマップを見ても、街道沿いには城が多いし、勢力と勢力の間にある「境目の城」もたくさんあります。
僕の自己評価:3
城と城の位置関係にも関心を持てているから。
地元史
学校の教科とは違いますが、城と地元の歴史は密接に関係しています。
和歌山の歴史に詳しい黒まめさん、名古屋城に興味を持たれているはつみんさん。
地元の歴史についても、改めて調べてみると知らなかったことが多いことに気づくと思います。
僕の自己評価:4
地元での城たび、城がたりを企画したいと思えているから。
体育
山城を登ること、城巡りで歩くこと、そのあたりが体育的要素かな? と思います。
僕の中での山城マスターである猫セブンさん、どんな山城にも挑んでるイメージのぐこさん、いつも情報をありがとうございます。
でも、ムリは禁物。生きて帰ってこその城巡りです。
僕の自己評価:4
体力には疑問ありでも、山城を登ることはするから。
家庭科
グルメについては家庭科が該当するのですかね。
城もなか、ラーメン、そば、海の幸、山の幸その他いろいろ。訪れる場所それぞれにおいしいものがあります。
しぇるふぁさんのソースカツ丼、初芽さんのモリライス、グルメも城巡りと組み合わせると楽しみが増えますね。
僕の自己評価:3
城攻め優先で、並ばないと食べれないような土地のおいしいものをパスすることがあるから。
美術
収集
学校の教科ではないけれど、御城印の収集も美術に入れておきます。
いろいろな城でいろいろな御城印が出ているので、全国を巡る手がかりになります。
僕の自己評価:1
御城印を紹介しておきながら集めていないから。攻城団のマップが赤くなることの方がうれしい。
天井画、屏風絵、障壁画
主に建物がある城の、特に御殿といわれる建物の中には絵画があることが多いように思います。
狩野派とか、長谷川等伯とか、そういう方たちが有名ではないでしょうか。
こうの団長の二条城ツアーではそのあたりの解説も聞けることと思います。
僕の自己評価:1
センスのない人間なので、美術的センスもないから。
写真
城と花火とか、城と紅葉とか、キレイな写真を撮ることも城巡りのモチベーションのうちのひとつになりえると思います。
写真といえば、神出鬼没のたなとすさんの写真がいつもすばらしいと思っています。
僕の自己評価:1
センスもないし、ブレるし、山城だと草むらにしか見えないし。苦手分野です。
建築物
建物が残っている天守なら何階何層とか、千鳥破風とか、狭間とか、石落としとか。
門だったら冠木門とか、薬医門とか。
正直、この分野が苦手だから城マスターと言えない人も多いのでは? と思っています。
この分野が好きという方はごましおさんのブログがいろいろ参考になると思われます。
僕の自己評価:1
世界史と同じで用語が頭に入っていかないから。
まとめ
とりあえず思いつくところを挙げてみましたが、まだまだ関連する分野はあるかもしれないですし、数学的アプローチとか、何か今までにないようなアプローチの仕方があれば、城巡りに新しい側面が生まれるかもしれません。
やっぱり自己評価で「5」をつけれる項目はないんですよね。奥が深いので。
自分が興味を持てないことを書くのもどうか、ではあるんですが今回は自己評価もしておきたかったのであえて書きました。自分が苦手でも、誰かの「好き」であることは当たり前にある訳ですし。
自分は文系人間で、美術的要素とか、センスとかを持ち合わせてない人間なのでそちら方面の評価は低いですね。
今回の内容がみなさんの「好き」を見つける、「好き」を再確認する手がかりになれば幸いです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。今回は以上です。