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九鬼水軍の鳥羽城に幻の安土城?

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今回のテーマは「今年初訪問したお城」と言う事で、この度初訪問したのは伊勢の「鳥羽城」です。

九鬼氏の海城「鳥羽城」

三の丸広場から階段状石垣(鳥羽城のシンボル的存在ですが、明治になってから築かれたものです)

現在、東は鳥羽港・鳥羽水族館、西に鳥羽市役所に挟まれた城山にあったのが鳥羽城です。織田水軍の鉄甲船で有名な九鬼氏の居城です。

海賊チックなマスコット「嘉隆君」

九鬼嘉隆が文禄3年(1594年)築城し居城とし、九鬼氏が寛永10年(1633年)に国替えになった後はいくつもの城主の交替を経て、享保10年(1725年)から明治維新まで稲垣氏が城主でした。

明治に入り廃城に。城跡は学校などとなり、現在は一部石垣が残っているだけです。

本丸西側の石垣
本丸跡(2009年まで小学校のグラウンドになっていました。)
ARアプリによる天守
城山公園(家老屋敷跡)

伊勢に安土城?

今回、鳥羽城へは「伊勢二見鳥羽ライン」という道路を使ったのですが、途中「朝熊東IC」付近で山上に見覚えのある巨大な天守があるのが目に入ってきました。そうあの信長の幻の城「安土城」です。

山上に見覚えのある建物が

昔から「安土城の模擬天主」の存在は知っていたのですが、行く機会に恵まれず何十年。
自分は「伊勢戦国時代村」という名前で憶えていたのですが現在は「ともいきの国 伊勢忍者キングダム」というテーマパークになっていました。

駐車場から、結構遠いぞ

前日が雨だったため山城は控えて伊勢神宮にでもと思っていたところに目に飛び込んできた「安土城」。
これも運命と休日は忍者のコスプレ親子で賑わうであろうテーマパークへ、おっさん一人ご入場です。

「ともいきの国 伊勢忍者キングダム」ですが、戦国時代のテーマパークで忍者をテーマにした体験型アトラクション施設となっています。
レンタル衣装やアトラクションの一日利用券である「通行手形」は大人で4900円ですが、安土城を近くで見るだけなら入場券1500円から園内に入れます。

園内には城下町が再現されており、アトラクションや食事、お土産などが楽しめます。

お昼に食べた伊勢うどんとシラス丼
物騒なお土産

「いざ、安土城へ!」と言う事なのですが「安土城模擬天主」までは1時間に一本間隔の送迎バスでしか行くことはできません。
また現在天主は改装中で中に入れないと言う事ですが、2019年からの事らしいのでもう入れない可能性の方が高い気がします。

送迎バス。一時間に1本程度の間隔で安土城エリアには15分程度の滞在になります。

10分程度の撮影タイム。想像の模擬天主ではありますが大迫力です。
1993年の開園から30年以上たっていますが外見は綺麗に保たれています。

ただ、今までの写真を見ていて気が付かれた方もいるでしょうが平日だったとは言えガラガラです。
休業中の施設も多くて、ちょっと先行きが心配。天災もそうですが経済的に駄目になってしまうものも多々ありますから、気になっている方は幻の城になる前にお早目のご訪問をオススメいたします。

   
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