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どうも、神出鬼没のたなとすです。
今年の目標は「旧国にあるお城1城以上の全国制覇」と「金箔瓦バッジの獲得」でした。
夏休みにその目標を達成できたので、今回は隠岐にある因屋城(いんやじょう)をお届けしたいと思います。
攻城の前に……
令和7年12月現在、隠岐には中ノ島(なかのしま)にある「因屋城」と島後島(どうごとう)にある「国府尾城(こうのじょう)」が攻城団に登録されており、2城を巡るにはフェリー移動が必須です。
当初、私は2城をフェリーで乗り継ぎ、1日で攻城しようと計画を練りましたが、どうもフェリーの乗り継ぎがうまくできない……。というわけで、因屋城攻城後に中ノ島で1泊することにしました。
タイムパフォーマンス良くないなぁとは思いましたが「のんびり行けよ~」というお告げだったようです。
攻城開始

まずは前泊地「米子」からJR境線で境港駅へ向かいます。
境港は「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親である水木しげるさんの出身地なので、電車はゲゲゲの鬼太郎仕様でした。

境港駅前にはこんなモニュメントも。時間に余裕があれば水木しげるロードも歩いてみたかったです。

計画した時に初めて知ったことがあります。
実は隠岐の島へのフェリー乗り場は乗るタイミングで乗り場が変わります。
私は乗り場が「境港」だとばかり思っていたのですが、今回の乗り場は「七類港(しちるいこう)」との表示が。
何っ! 七類港ってどこ?
調べてみると境港駅からバスで15分程離れた場所にありました。計画って大事。

いよいよ乗船です。
乗船1時間程前に到着できることを見越して始発の電車とバスで七類港フェリーターミナルへ向かったのですが、そこで待っていたのはまさかの大行列……。
こんなにお客さんがいるとは! さすがに想定外でした。
大混雑で乗れるか心配でしたが無事乗船し出航。3時間10分の船旅です。
因屋城攻城

因屋城がある中ノ島の菱浦港でフェリーを下船。
本数は少ないですが、菱浦港からバスで因屋城まで向かうことができます。
私はありがたいことに宿泊した民宿のオーナーさんに送迎していただきました。
因屋城を外から見てみると草と木で覆われているので、城跡というより森にしか見えないのが第一印象でしょうか。

縄張りはこんなかんじ。
因屋城の隣にある村上家資料館で確認することができます。

村上家資料館の隣にある登城口より主郭へ向かいます。
比高は7m程なので登り始めたらすぐ主郭です。

あっという間に主郭へ到達。
画像中央部が少しくぼんでいることがわかりますが、草で覆われているので城の構造を明確に見ることは難しいようです。


画像右側の登城路の手すりと土塁を見比べると土塁の高さがわかりやすいかもしれません。

主郭側からの土塁はそれほど高くないので、写真撮っても遺構がわかりにくいですね。

主郭の平場は草が少なく、綺麗に整えられていました。
中ノ島の歴史に触れる
隠岐の島と言えば、後鳥羽上皇や後醍醐天皇の配流地という印象が強いですよね。
実は因屋城の近くに後鳥羽上皇に関連した施設があるのでお城と合わせて巡るのもおすすめです。

配流された先は狭いところに幽閉されると私は勝手に思い込んでいましたが、結構広い敷地に仮御所があったことがわかります。



後鳥羽上皇のお世話をした豪族だとか。奥の建物は明治33年(1900年)築ということで、なかなか古い建物です。

後鳥羽上皇が御祭神。創建が比較的新しい神社です。

後鳥羽上皇に関する資料展示があります。たしか内部の撮影はできませんでした。
最後に……
今回は「旧国にあるお城1城以上の全国制覇」という目標達成のため、最後の1国となっていた隠岐にあるお城を夏休みの予定に組み込み攻城しました。
夏休みのためか、大行列に巻き込まれたりと想定外なこともありましたが、無事計画通りに2城攻城できました。
フェリーに乗って3時間程で行ける隠岐の島ですが、後鳥羽上皇が隠岐へ流された時代にフェリーなんてありませんから、まさに命がけ。
当時は何時間かけて海を渡ったことやら。身をもって体感する良い機会にもなりました。
今回の私のように中ノ島で宿泊を検討されている方に注意点を記して締めとします。
離島全般で言えることなのかもしれません。
宿泊先
まず宿泊先の数が限られています。
インターネットから予約できる数も少なく、ホテル予約サイトではほとんど表示されません。
電話で予約する流れになる可能性が高いです。
ちなみに私は下記のサイトを参考にしました。
食事
食事は宿泊先、飲食店舗ともに予約した方が良いです。
今回宿泊した民宿のオーナーさん曰く、利用者が限られるので予約が無いと食材の調達・保管が難しいからとのことです。
私も予約時にオーナーさんからのアドバイスがなければ兵糧攻めに遭うところでしたので、皆さんはお気を付けください。
今回はこれまで。ではでは。
